むきりょくがーる.10【∞】

次の日 ページ11

渋谷ｓｉｄｅ









今日は全員での収録やから
昨日はあのままAん家に泊まった。









渋谷｢……おはよう、｣


『あ、すば……おはよぉ』ﾆｺｫ









リビングに行くとキッチンでは
Aが朝ごはんの準備をしてて、


椅子に座ってそれを寝ぼけ眼でぼーっと眺めてた。









『何ぃ……？そんな見られたらやりにくいやん……。笑』


『はい、お茶どぉぞ』ｺﾄ


渋谷｢もう元通りか〜…｣ﾎﾞｰ


『何がぁ……？』


渋谷｢……でも、昨日のはたまにでええな…｣ﾎﾞｰ


『？昨日……？』


『ん……？そういえば昨日うち何してたっけ……？』


渋谷｢覚えてないん？｣ｽﾞｽﾞｰ


『ん〜……覚えてなぁい』









やっぱり記憶がないらしいAが、
あ でも、と料理をしていた手を止めて、









『なんか、めーっちゃ幸せな夢見てたのは覚えてる……』ﾆｺｫ









そう嬉しそうに微笑みかけてくるAに、
ドキッとしてもうて。









渋谷｢俺らの方がいい夢見させてもらったわ、｣ﾎﾞｿｯ


『あちっ』


『あ、ごめん……なんか言うた……？』


渋谷｢いつになったら俺の嫁になんねんって言うた｣


『ん〜、今のところその予定はないですぅ……。笑』


渋谷｢なんでやねん！｣


『ごめんごめん……。笑』


『はい、朝ごはん出来たから先に食べて……？』ｺﾄ


渋谷｢お、めっちゃ美味しそうやん｣


渋谷｢これでいつでも嫁いでこれるな｣


『みんな起こしてくるわぁ……。笑』









＿＿＿ 通常運転









渋谷｢(昨日のAもええけど……)｣


渋谷｢(やっぱりいつものがええな)｣


渋谷｢(あれはたまにぐらいが丁度ええ)｣ｳﾝｳﾝ

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