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10話 ページ13

不死川はおお怖いと嘲笑ったがそんな事には気を止めず、胡蝶は一拍置いて不死川に言葉を投げた



「...どう言う事?」





「別に深い意味はねェよ」




不死川は面倒臭そうに呟くのを聞いた胡蝶はすぐさま不死川に向かって言った





「じゃあ何しに来たんですか?そう言ってまた、Aさんを傷つけるんじゃないんですか?」






「だから、謝りにきたっつってんだろォ」




二人は終始睨み合いをしていた。




が、それを最初から見ていた彼女は戸を開けた







『......何してるんだ、君ら人の庭で』







二人に投げ掛けた声に即反応した二人は



その声の主であり現在この家の主人である卯月Aに駆け寄った。






「Aさん!やっと出てきてくれましたね...心配しましたよ、こんなに痩せて、どうするつもりだったんですか!?」





不死川より一足早かった胡蝶は目の前のAの手を掴み、「...でも、良かった」と安堵の声を漏らした




黙って胡蝶を見つめていたAは近くにいる不死川に目を向けた



軽蔑したような、はたまた哀れんでいるような。



その視線を受けた不死川は震える右手を抑え、下唇を強く噛み、目の前の彼女にしっかりと向き合った








「悪かった」






不死川は頭を下げ、自分の軽率な行動を恥じた





Aも胡蝶もこのような出来事に驚きを隠せないでいた。



だが、あの隊士からも隠からも恐れられるあの不死川の行動には



彼が真剣に自分の行動を恥じているのがひしひしと伝わってきた。






しばらくの沈黙を破ったのは不死川だった。




顔を上げた不死川はしっかりとその瞳でAを捕らえた


その視線に少し焦ったAは言いたいことが言えず、口を開けなかった





「傷は、大丈夫か。」





不死川は左頬を見つめた




Aは少し痛む左頬を抑えると不死川に視線を向けた




「もう、大、丈夫。」




途切れ途切れな言葉を聞くと、不死川は良かった。とでも言いたげに軽く微笑んだ





その後に不死川はA達にゆっくりと背を向けた

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おもち - 面白過ぎる…!! (2021年9月22日 20時) (レス) @page24 id: fc046bdd74 (このIDを非表示/違反報告)
狼犬 - 更新、頑張ってください!!応援しいます!面白かったです (2021年1月3日 12時) (レス) id: 9d56067a81 (このIDを非表示/違反報告)
あやめ - 物語が面白くて更新が待ち遠しく感じます。応援してます! (2020年5月29日 4時) (レス) id: 448852077c (このIDを非表示/違反報告)
てふ。 - すごく面白いです!更新楽しみにしてます。頑張ってください (2020年5月15日 14時) (レス) id: 3b6a04b6eb (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - 癒未が自分の行いを反省して改心してほしいと思います。夢主柱達に謝ってほしいです。悪女側にも事情があるのかなと思うなんて甘い考えかも知れませんが改心してくれたらいいなぁと思います。長文失礼しました。 (2020年5月5日 10時) (レス) id: 87339a530e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きゅーめい x他1人 | 作成日時:2019年10月14日 9時

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