駄菓子が２つ ページ2
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「…うぅ…」
案の定酔った。
ふらふらと船から降りて、祖母の家へ向かう。
あれ、こっちの道であってるっけ…？
キョロキョロと周りを見ながら、幼稚園の横を通った。小さい子が数人遊具で遊んでいた。もともとここに住んでる子だろうか。
しばらく人気のない一本道を進む。
見たことある風景だな、とか思い出せるようになって、道を迷っていないことに安心する。
ちょっとした坂道を歩き、祖母の家に着いた。
僕の祖母は、駄菓子屋を営んでいる。
僕は、小さい頃からお店の手伝いをさせられていた。どうせ今日も、泊まる間手伝えとか言われるんだ。
過疎化でほとんど客いないのに。
「ばあちゃん来たよー」
店先で、中に向かって声をかけた。
奥の方からばあちゃんの声が聞こえた。
「A丁度よかった！ アタシこれから女子会しに行くからね、お店の番はよろしく頼んだよ。」
前会った時よりも皺を増やしたばあちゃんが、ニコニコと笑いながら外に出てきた。
手には、ばあちゃんの手作りだろうバッグ。ばあちゃんが、お出掛けをする時の正装みたいなものだ。
孫を一人残して、自分はお気楽に女子会とはやるじゃないか…
「わかった。」
そうぶっきらぼうに返事をすれば、ばあちゃんは、ひとつ駄菓子食べても良いよと言ってくれた。
今はお昼過ぎでおやつの時間には丁度いい。…まあ、これで機嫌を直さなくもない。
「いってくるねェ」
「いってらっしゃい。」
ばあちゃんを見送って、店の中に入る。
少し汚くて、掃除が出来ていないようだった。…あとで綺麗にしてやろう。
奥へ進んで、居住スペースへの入り口があるカウンターの側に荷物を置いて、椅子に座った。
「つかれたー」
ゲーム機も携帯も無所持ですることがないため、頬杖をついてぼーっとしていた。
ああ。そういえば駄菓子。
そう思って立ち上がろうとした。
「幸さんいますかー？ 」
！？
店に誰かが入ってくる。
声的に男。若そう。
客…?
僕は座り直して、店番らしくする。
「あれ？ いないんだ。…………君は…えっと、誰？ 」
菓子の棚で遮られ、見られなかった姿が現れた。
イケメンだ。
リアルにいるんだな。
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壱(プロフ) - りんごさん» ありがとうございます(*^^*) (2019年11月2日 22時) (
レス) id: 16a8646f1c (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 主人公の言葉に凄い笑いました笑笑 (2019年10月27日 8時) (レス) id: 92785b223f (このIDを非表示/違反報告)
アリア - 壱さん» 一人でテンション上がりまくってました!あと15ってショタじゃない気してきました... (2019年7月29日 11時) (レス) id: 39676cde20 (このIDを非表示/違反報告)
壱(プロフ) - アリアさん» 気づいてしまいましたか…！(嬉)主人公がひっそりいました。 (2019年7月28日 19時) (レス) id: 16a8646f1c (このIDを非表示/違反報告)
アリア - 今気づいたけど設定2に[先輩を攻略するのは難しい]メンバーがいる!今ごろ気づいた! (2019年7月27日 10時) (レス) id: 39676cde20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひぃ | 作成日時：2019年2月25日 21時
