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「もう…ジョングクくんずるい、ほんとにずるい」
駅とは反対の方に行くから、どこ行くのって聞いたら駐車場で。
まさか車で来てくれるなんて思ってないし…まず車持ってたのも知らないし。
…そんなのかっこいいに決まってるのに。
「ときめいたりしました？」
って、一瞬横目で聞いてくる。
「…知らないっ」
なんだかすごく余裕のある感じが私の方が年上なのにってムキになる。
それで窓の外を眺めてると少し疑問に思った。
「ねえ、会社は車で行かないの？」
「あー…最初こっちに越して道知らなかったんですけど、そろそろ慣れてきたんで車に変えるつもりです」
「そ、うなんだ」
また窓の外を見る。
…車で行っちゃったらもう一緒に行けなくなるよね、
「って言うと寂しがってくれないかなって思ったんですよね」
「っ…」
「なかなか融通効かなくて、まだまだ電車になりそうです」
赤信号、ジョングクくんが私の顔を覗きながらどう？って顔をしてる。
絶対私の事からかって遊んでるから、ほぼ毎日一緒に居て急にそんなの寂しいって思ったのに、なにこのって私も抵抗する。
「…ずっとジョングクくんと一緒じゃないとやだ」
「…」
「な、にか…言ってよ」
急にジョングクくんが黙ってしまって、自分で言っといて急に恥ずかしくなる…
周りに人気なんか全然無いし、静かな夜だから心臓の音がうるさくて…早く青に変わんないかなって泣きそうになる。
「あー…やば、」
「ごめ、」
「キスしていい？」
そう言ったジョングクくんの表情とか声の感じとか、意味分かんないぐらい大人っぽくて。さっきまでと空気が変わって息が詰まりそうになる。
「Aさんの方がずるくね？」
今までのは可愛い年下っていう設定で、知らない間に私はまんまと彼の罠にかかったんだと思う。
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1230(プロフ) - Sai*さん» こんばんは〜、嬉しいコメント頂けると本当に励みになります、ありがとうございます;;また久しぶりに新しいお話書こうかなって思ってるんで、これからもよろしくお願いします！ (2020年10月25日 0時) (
レス) id: 85eac74d5a (このIDを非表示/違反報告)
Sai*(プロフ) - 1230さん初めましてこんにちは！もう、なんですかこのお話は！！ドキドキキュンキュンし過ぎて死因がきゅん死になるところでした！心理描写がしっかりしててにやけずにはいられませんでした！ありがとうございます！！！控えめに言って名作です！！！ (2020年10月24日 21時) (レス) id: dc816130a5 (このIDを非表示/違反報告)
1230(プロフ) - NAKOさん» 凄く嬉しいです、、本当にありがとうございます;; 新しいお話ができた際には、またよろしくお願いします！ (2020年10月17日 17時) (レス) id: 85eac74d5a (このIDを非表示/違反報告)
NAKO(プロフ) - 1230さんのお話が本当に大好きです！新しいお話なども楽しみに待っています(*^^*) (2020年10月15日 10時) (レス) id: 945b78ea37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：1230 | 作成日時：2020年7月26日 17時
