24 TH ページ24
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「ふ…服!下ろして!」
「あ、ごめん」
マジで震えてやらかしたと思ったけど、
「騙された…とか、怒んないの?」
「女だったらいいなって思って確かめて安心した」
「っ…」
「男とか女とか、俺には些細な問題に過ぎないんだよ。事実はAが女だったってだけの話で、結局の所どっちでも好きになってたわ」
そう、別に男でもAならいけるって思えた。でもこれで普通に付き合えるな、よかったよかったで完結した。
「ほんとに…言ってる?」
「ここで逃したら一生会ってくれなさそうだし、必死に落としてるつもり。もし俺の事今はそういう風に見えなくても、確実に好きにさせる、お前には俺しか居ないよって」
形の良い目からいっぱいに涙溜めてるAに不謹慎かもだけどグッときた。
そんなAの頭撫でて、こう、女だって思ったら余計に可愛く見えて。
「めちゃくちゃ好き」
「も、もうわかった!恥ずかしいから…もう大丈夫!」
「俺と付き合うよね」
「…っ、逃してくれないの分かってるもん…」
「ちなみに俺の事、好き?」
「…初めて会った時から好き」
10センチ程の身長差で、俺が屈んで目を合わせる。交わる視線に熱が篭って、Aの一言でめちゃくちゃ心臓が早く動いてるのが分かった。
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作者名:1230 | 作成日時:2020年5月24日 0時