俺は完全にハメられた【TH】 (ページ12)

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12 TH ページ12

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「はよです、テヒョンさん。昨日何してました？」
「…めっちゃ急じゃね？」

昨日、Aと飯食って帰って風呂入ったりなんやらしてたら1時になってた。
それから寝付くまでAの動画を見てた。
いつかの歌謡祭のマスターのフォーカスとか、貴重な路上での映像とか。

さっきまで会ってたはずなのに不思議なもんでずっと見てて、結果寝落ちした。
起きたら9時半で完全に遅刻した訳だけど。

それでもう急いでもどっちみち遅刻だし、ゆっくり用意して3限から行った途端これだ。
なんだジョングク、お前俺にGPSでも付けてんの？怖えって。

「いや…Aと飯食いに行ってたけど…」
「やっぱり…いや、別にいいんですけどね？テヒョンさんイケメンだし、華はあるとは思いますよ」

「いや、なんの話？やっぱりってなんだよ」
「あー…見ます？」

…マジでびびった。

ジョングクがケータイ見せてきたから覗いたら、昨日の俺とAが撮られてた。
サセンとかじゃなくて、ネットニュースだったのがまだ幸いだった。気持ち的にも。

｟××のAとイケメン高校生！類は友を呼ぶとはこの事だ！｠

いや、この事だ！じゃねえよ。
俺の顔はもちろん写ってないけど、Aと飯食ってたの見られてたのかって思ったら
Aが個室でも関係ないって思うのも無理ないかなって思ったり。

まあそんな理由で個室でもどこでもいいって言ったんじゃないって分かってるけどさ。
Aにはプライベートは無いのかよ。

「あ…こっちの記事に、｟破壊された顔面偏差値！｠って書いてますよ」
「はあ…」

Aはこれ知ってんのかな…