出来損ない 35名様 ページ39
トド松side
やられた。
これでもう、僕が犯人じゃん。
なにやってんの、ちょっと考えれば分かる事だったのに…。
でも、やっぱり、独りぼっちは辛いから。
トド松「………僕がね?カラ松兄さんを襲わせる為に、人を雇ったの。」
怒鳴られてもいい、今は僕を見て、Aじゃなくて、僕を、その後は……。
トド松「あの事件が起こる少し前、僕とカラ松兄さんがギクシャクしてたの覚えてる?」
カラ松「……確かに、口数はだいぶ減ってたよな。」
トド松「そ。でもまぁそこは別に良かったんだよ、そこじゃなくて……。あの時、カラ松兄さん、他校に絡まれてAと喧嘩したときあったでしょ。」
カラ松「んーー……?」
おそ松「あぁ、あれじゃない?やたらジャラジャラしたもん付けて金持ち自慢してた、」
カラ松「………あぁあ!!あったな!」
トド松「その時僕、たまたま通り掛かったんだけど、………喧嘩が終わった後、Aに対してカラ松兄さん、助かった!最高だぜ相棒!って言ったんだよ……。」
僕は服の裾を掴み涙を堪えながら話した。
トド松「ぼ、くが、、僕が、カラ松兄さんの、相棒だった、のに!!!いとも簡単に彼奴は、!!!カラ松兄さんは、!!!!簡単に僕を捨てて、!僕の存在も忘れて、!!!アイツの事を、相棒だって言ったんだ!!!!笑顔で、彼奴とハイタッチしてる姿は、どうしても、許せなかったんだ!!!!カラ松兄さんの、相棒は、!!!僕だけの、はずなのに!!!だから、、だからぁ!!!」
ボロボロと涙が零れ落ちる。
いつもなら馬鹿にしてくる兄さん達も、静かに僕の話を聞いてくれていた。
カラ松兄さんからも、怒りのオーラが消えていて、しっかり僕の方を見て話を聞いてくれていた。
それだけで嬉しかった。
トド松「ちょっと、懲らしめてやりたかったんだ……。カラ松兄さんを、Aを、ちょっと痛めつけて欲しいって、お願いした、だけだったのに…。まさか、あんな事になるなんて……。」
おそ松「……あの時な、俺見てたんだ、カラ松が殴ってる所……。人伝に聞いて、カラ松が呼び出されたって、だからすぐ行ったんだ。そしたらカラ松、Aの事馬鹿にされて、カッとなってボコボコにしちゃったんだよ。そしたら、思った以上に強く叩き過ぎたんだなぁ……カラ松パニック状態で。俺もどうしていいか分かんなくてな、だから、俺は、Aに助けを求めたんだ。こういうときだけ、ズリぃよなぁ、俺って……。」
チョロ松「…そんな事が……。」
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八咫烏 - クロくんが好きすぎるめっちゃ優しいしすごい面白かったです! (5月14日 20時) (レス) @page48 id: d39c5b74a0 (このIDを非表示/違反報告)
偽名(プロフ) - あ、人格くんちゃちゃいい子じゃないか…?えぇ展開が楽しみすぎて説明が、何年経っておられるか見てませんでしたが、、、更新待ってます。素晴らしい作品をありがとうございます。 (2021年8月29日 4時) (レス) id: 2612ac3b18 (このIDを非表示/違反報告)
オレンジゼリー/ミカン(プロフ) - え、もうめっちゃ胸に刺さりました…!続き気になります……!!!自分のペースで更新頑張ってください!!応援してます! (2021年8月26日 2時) (レス) id: d255e0b4e1 (このIDを非表示/違反報告)
ホウ - 頑張ってください!応援してます! (2021年1月14日 18時) (レス) id: 8dd7cdb4bf (このIDを非表示/違反報告)
うりょ - んぐぅぅぅぅぅうううううううううううううううううううううううううううううう続きが気になるぅうううううううううううううううううううううううううううううう。(( (2020年5月1日 10時) (レス) id: 21c35aca73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yuumasa | 作成日時:2019年5月24日 17時