・続 ページ7
「お、こんな可愛い子の隣とか俺嬉しー！」
ニカッと笑い、ホスト顔の人が言う。わー顔面偏差値だけでなく性格もいい人じゃないか。彼女いないのが不思議すぎる。3股はしてそうなイメージあるのに。
「バナナー！」
おいこの人大丈夫かよく連れてこられたなおい。
『もしも100万あったならどうしたい？』
「うどんが食べたいです」
『夢がないですね！！』
ガシッと腕を組む。ちょっと私この人と一緒に早くも抜けていいですか？ 話し合いそう。ごめんねホスト顔さん。私ぶっとんだアホは寧ろ好きなんだ。
『あ、あの、連絡先聞いても……いいですか？』
赤い顔を見られたく無くて俯いて話す。
「あぁ、喜んでバナナ……」
あれ、この人ってこんなにかっこよかったっけ…こんなに声がイケボだったっけ……
バナナ、の言葉だけで私は大食い選手1位になっちゃいそうだよ……
あとは、周りの事など気にせず 、抜け出したあとどうするかだけを考えていた。ゲーセン、カラオケもいいな。
すると、突然バァン！という音がした。音の方へ振り向くと、そこにはレイとノーマンが居た。笑顔が逆に怖い。
周りは理解ができない男の人達が、え？を連発している。女の人達は、男の人が勝手に追加してくれたのだと思い、キャーキャー言っている。
ちなみに私は、なんでこんな所にいるのを知っているのか怖くなって火照った顔が一気に真っ青になった。
「……Aちゃん。」
『はっ、ハイ！』
ゆっくりと私の方を見るノーマン。
「もう……10時回ったよ…？女の子がこんな夜遅くに…ダメでしょ？」
笑顔は絶やさずに静かにいうノーマン。誰か助けて。バナナマン助けてくれ。
バナナマンの方を見ると、バナナマンは狸寝入りをしていた。おい口元笑ってるぞ。体震えてんぞ。後でスタ爆してやる。覚えとけよ。
「さぁ、帰ろっかAちゃん……レイ、お願い」
呼ばれたレイは、こくりと頷き私を抱き上げた。あ、もちろん姫抱きとかそんなロマンティックじゃないからね。お米を抱くような持ち上げ方だから。
いやぁぁぁぁぁぁぁぁと私の悲鳴が響いた。
合コンなんてうんざりだ！
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タルト - とっても面白かったです (2019年8月30日 18時) (
レス) id: 0d03eb2a8c (このIDを非表示/違反報告)
かにかえる - もしかして昨日更新してなかった……！？すみません！今日は2本分更新します！！ (2019年7月23日 15時) (レス) id: 30f48a139b (このIDを非表示/違反報告)
かにかえる - なんか休むって言ったら結構伸びたんだけど……え？そういうこと？？え、なんかすみません。(´・ω・｀) 明日投稿するか少し考えます((((( (2019年7月18日 21時) (レス) id: 30f48a139b (このIDを非表示/違反報告)
かにかえる - コメントありがとうございます！頑張ります！！ (2019年7月15日 0時) (レス) id: 30f48a139b (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴン(プロフ) - すごく面白い！更新頑張ってください！ (2019年7月14日 9時) (レス) id: cddb962df9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かにかえる | 作成日時：2019年7月13日 19時
