神隠し ページ2
ちょっとした好奇心で、いつもとは違う道で帰った。
……いや、訂正しよう。帰るはずだった。
この道を抜けたらどんな道が待っているのだろう、とウキウキ気分で適当に行った為、引き返そうにも引き返せない状態。
これは……
『詰んだ……』
私は細い路地裏へ入ったはずだ。暗く細い路地裏は、
いつの間にか、中華街のような所になっていた。
こういうのをなんて言うんだっけ。
そう、迷子。
いや、
迷子と認めたくないからここは神隠しにあったと言っておこう。
さぁ早く迎えに来てよ私のニギハヤミ○ハクヌシ……
「ここへ来ては行けない！すぐ戻れ！」
『え？』
突然にゅっと目の前に手が現れ、腕を掴まれて更に深い路地裏へと引きずり込まれた。
『ｷﾞﾔｧｧｧｧｧｧｧ!?!?!?誰！？誰！？誰！？！？』
「怖がるな！私はそなたの味方だ。」
このセリフは……ミギハヤミコハクn
『……レイ...』
もう少しで本当の名を言うところだった。
お前かよレイ……
そして若干ドヤ顔なのが腹立つ。
「どうだ？ハクみたいだっただろ？」
『そんな事よりレイさんこんな所で何してるんです？』
レイの言葉をスルーしていく。
少しショックを受けた顔をしていたが、知ったこっちゃない。
「……あれだよ。Aの帰りが遅かったから、迎えに来たんだ。」
『え、そんなに遅かった？』
「たかが買い物に行くだけで3時間かかるか？普通。」
『う"っ……にしてもよくここって分かったよね………』
もしかしてGPSでも埋められているのかな。
「……俺も昔ここで神隠しにあったから、もしかしてお前もって思ったんだよ。」
えっ……
『つまり、レイさんは昔好奇心でここに来て、私と同じく迷子に……？』
その問いに、レイは片手で顔を隠し、静かに頷いた。
家に帰ると、ノーマンに泣き付かれた。
「心配したんだよぉぉぉぉ！？」
「もう……Aちゃんが帰ってこなかったらどうしようって……！」
「そしたらレイが俺に任せろって！！」
「ﾌﾞﾜｧｧｧｧｱ」
……内容はよく覚えていないけど、こんなことを言っていた気がする。
心配かけてごめんねママ……
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タルト - とっても面白かったです (2019年8月30日 18時) (
レス) id: 0d03eb2a8c (このIDを非表示/違反報告)
かにかえる - もしかして昨日更新してなかった……！？すみません！今日は2本分更新します！！ (2019年7月23日 15時) (レス) id: 30f48a139b (このIDを非表示/違反報告)
かにかえる - なんか休むって言ったら結構伸びたんだけど……え？そういうこと？？え、なんかすみません。(´・ω・｀) 明日投稿するか少し考えます((((( (2019年7月18日 21時) (レス) id: 30f48a139b (このIDを非表示/違反報告)
かにかえる - コメントありがとうございます！頑張ります！！ (2019年7月15日 0時) (レス) id: 30f48a139b (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴン(プロフ) - すごく面白い！更新頑張ってください！ (2019年7月14日 9時) (レス) id: cddb962df9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かにかえる | 作成日時：2019年7月13日 19時
