sweet lover

ライバル ページ37

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｢りょーたーくーん｣









GENEの皆と喋ってたら




甘ったるい声が聞こえた









涼太 ｢げっ、｣








『げって、(笑)』








小声で言うと




隣にいた玲於に肘でつつかれる









夕陽 ｢涼太くん後ろにゴミ、着いてるよ？｣








涼太 ｢あ、ありがとう。｣









いかにも付き合ってますよ〜、

雰囲気を醸し出しているこの女の人






いや、私と付き合ってるけん、ごめんね


って思いながら







やり取りを見る









夕陽 ｢あ、初めまして。｣








『初めまして、ZIMAと申します』







夕陽 ｢箱田夕陽ですっ｣


｢涼太くん食べてる〜？｣








龍友 ｢食べてるで〜｣







夕陽 ｢龍友くんに聞いてないよ！｣







龍友 ｢ほんま涼太だけに甘いなぁ。｣








夕陽 ｢涼太くんと付き合ってるもん｣








『へっ？』









いや？は？









涼太 ｢付き合ってないから(笑)｣








夕陽 ｢照れてるんだあ？｣








玲於 ｢うわぁ、｣









心の声漏れてるから、(笑)








夕陽 ｢もしかして、涼太くん狙ってます？｣







『へ？』









いや、付き合ってるし、



なんて言えず








答えるに答えられない








夕陽 ｢ライバルですね！負けないですよ？｣








いや、負けるも何も




付き合ってるから〜。









『私はこれで、じゃあ、』








セカンドさんが端に見えたから




挨拶へ








ライバルねえ〜。







でも涼太が、箱田さんの方に行ったらどうしよう。








まあ、そんなことないっか








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