都合のいい女

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そらちぃ ｢部屋何番？｣









マンションのエントランスできかれた





声がすごく震えている









『406…』









エレベーターに乗り



4階を押す









彼の顔を見ると








消えてしまいそうな顔



何を考えているかもわからない。









家ついて





鍵を開ける









ガチャ







『どうぞ』







そらちぃ ｢お邪魔します。｣









玄関を閉めて




靴を脱ぐ









『んっ、なにっ、？』









彼がいきなりキスをしてきた








苦しくて口を開くと




余計に深くなる









トントンッ









『はぁっ、どうしたのっ？』








そらちぃ ｢…｣









彼と目線がやっと交わったと思ったら



彼の目には大量の涙が溢れていた









ギュッ









私の首元に顔を埋めて




静かに泣く









私はただ彼の頭を撫でることしか出来ない。









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