第15話 お好み焼き ページ15
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「出来たー！Aちゃん特製、ウルトラスーパーハイパーデラックス美味いお好み焼き！」
「なげぇし、意味わかんねぇ」
「なぬ！？そんなんだからモテないんだよ、カゲさんは！」
そう言うとほっとけ、とそっぽ向かれた。
あら、かわいー。
私の目の前には今、カゲさんこと影浦雅人さんがいる。
実は今日はクリスマスだったりする。
私達家族は毎年決まって荒船一家のお好み焼き屋さんでクリスマスパーティーをするのだが、今年は思わぬお客さんが紛れ込んでいた。
そう、それがカゲさんである。
安定のてっちゃんLOVEな優雨はさっきからずーっとてっちゃんと話しているので
暇なAちゃんはカゲさんと一緒に愛を深めあっているのでした。
「深まってねぇよ」
「アレ？」
カゲさんは私の独り言にいちいち口煩く突っ込みながらお好み焼きをひっくり返す。
お、さすが常連、プロの技！！！
なんて拍手をするとうぜぇと返される。
…塩対応すぎてへこみそう。
ちょっと前の優雨並だよ？ま、今は普通に優しいけど。
「お前の刺さり方、調子狂う…」
「ん？なんか言った？」
「なんでもねぇよ」
いやいや、ばっちり聞こえてますよ？
刺さり方ねぇ、感情受信体質だっけ？
しんどい能力ですなあ。
「んで、Aのはどんな風に刺さってるの？」
「！ ばっちり聞こえてんじゃねぇか」
そういう風な能力があるってのはてっちゃんを通じて話してくれたから私が聞いてもなんの違和感もないだろう。
てっちゃんナイス！
「お前…っつーかお前らのは、好奇心、好意？いや、ちげぇな、興奮とか喜びに近いな」
お前ら、とは優雨も含まれているのだろう。
うんうん、確かにそんな感じ。
だって原作キャラが目の前にいるからね！
「そっかあ、まぁ当たってるかなー」
「そーかよ」
カゲさんは興味無さそうに言った。
そしてまたお好み焼きを作り出す。いや、大好きかよ。
「大変な体質ですなぁ…」
私は立ち上がりカゲさんに近付きその頭を撫でた。
びくっと反応するカゲさん、猫みたい可愛い。
「…なんだよ」
「大変なカゲさんに癒しを、と思って…」
大人しく撫でられるカゲさんとかレアすぎるでしょ。てっきりやめろ、とか言われると思ったのに。
「……お前、変な女だな」
「自覚済みです」
そう言うとカゲさんはフッと笑った。
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みかん - 大凶……引いたこと……あるぜ(-ω☆)ｷﾗﾘ←それで鍵なくしたりとかした人 (2020年8月17日 23時) (
レス) id: c3d7aa86fa (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - ナツキさん» ありがとうございます！近々更新すると思われます！ (2018年2月3日 23時) (レス) id: c0018a15c2 (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - 神谷さん» そうなんですか…！ある意味凄いですよね笑私はみたことないです (2018年2月3日 23時) (レス) id: c0018a15c2 (このIDを非表示/違反報告)
ナツキ(プロフ) - 続き楽しみにしてます！！ (2018年2月1日 21時) (レス) id: 07216334ef (このIDを非表示/違反報告)
神谷 - 大凶ですか…私の修学旅行でお参りした神社で大凶引いた人がいたんですよね。 (2018年1月28日 21時) (レス) id: 1ad4e8b521 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葉月 | 作成日時：2017年10月7日 20時
