Lie.

ep31. ページ31

「おじゃまします〜」


なんて少し遠慮がちな顔をするA


けどこうしてまた2人で会えることが嬉しかった


TH「かんぱい」


僕たちはプロジェクトの話で盛り上がって


気づけばお酒の弱いAがビール3杯に加え、


ワインにまで手を出そうとする。


TH「そんなに飲んで大丈夫？」


止まらないペースに僕も焦ってきた



「全然！！大丈夫だよ！飲み足らない」



顔を真っ赤にしてそんなこと言う


でも僕はやっぱり気になんだ


そのタートルネックの下の傷が


そう思ったらもう行動に出てて、


Aのタートルネックに手をかけて



少し下にずらした



「ちょ、なにすん



TH「この傷、どうしたの？」



驚いた顔をした君は、そのまま俯いた



TH「旦那にやられた？どうみても噛み跡だよね？大丈夫なの？ほんとに」


「あ、うん大丈夫、私が悪いことしちゃってさ〜ふふ」


TH「なんで無理して笑うの？悪いことってなに？悪いことをしたからってこんな傷、つけていいもんじゃないよ」


「私たち夫婦の事は、私たちのことだから。テヒョンには首を突っ込んで欲しくない」


TH「そんな辛そうな顔して、突っ込むなって言う方がおかしいでしょ！？大丈夫ならそんな顔するなよ！なんで無理して笑ってんの」


僕はもう興奮状態で、口が止まらない



TH「俺はもう、Aとの関係を終わりにしたし、ただの同僚で友達に戻ったと思った。けどなに？そんな顔して、傷つけて、放っておけるわけないでしょ？なんかあるなら相談してよ」


僕がそう言い終わるとAは


「違うの、ごめんなさい私が全部悪いの。ジミンくんがおかしくなったのは私のせいで、私が変えてしまって、私が悪いことするからこうなって、、テヒョンの気持ち知っててテヒョンと仲良くしてテヒョンもおかしくなって、、私が全部


そう話す途中で俺はAを抱きしめてた



TH「なんにも悪くないから。そんな辛そうな顔見ると俺まで辛いから」


Aは俺に抱きしめられながら声を出して泣いた



「助けて、」


そう聞こえた

ep→←ep30.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す