雪のような君。 (ページ8)

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阿部side

猫「ｽﾘｽﾘ」【手に擦り寄る】

阿［かわいいなぁ〜笑今まで猫って飼ったことないけど種類によっては人懐っこい子もいるって本で読んだことあるなぁ...
そういえば、佐久間のとこのツナシャチも人懐っこいって佐久間言ってたなぁ］

阿「ふふっ、大丈夫って分かってくれたみたいで良かった笑
君、ずっとここに居るの？いつから居たの？寒かったねぇ」

猫「ﾐﾔｯ！」

阿「お返事してくれたの？ありがとう笑」

阿［この子これからどうするんだろ……これからグッと冷え込むし、こんなに小さな子じゃ外での生活は厳しいよね
でも、だれかいい人が拾ってくれるよね？］

猫「ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ……ﾐｨｰ」

阿［！でも、もしも誰にも拾われなかったら？このままだとこの子は……
誰かじゃダメだ、俺……俺が］

阿「ねぇ君、うちに来る？」

猫「？」

阿「俺は猫を飼ったことないから、君にとって不満なことも多くあるかもしれない。仕事が忙しいときは中々遊んであげられなくて我慢させちゃうことも多いかもしれない。……」

猫「ｼﾞｨｯ」【阿部の方を見つめる】

阿「でもっ、でもね！俺なりに君のことを幸せにしてあげたいと思ってる！君のことを守りたいって思ってる！だから、良かったらうちにおいで笑」

猫「……ﾐﾔｰｯ」【阿部の方を見つめて鳴く】

阿「！！ふふっ、そっか。じゃあ、一緒に帰ろう。うちに帰ろっか笑」

猫「？ﾐｬｯ」