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Aside
...あしおとがする、
また、だれかみちをとおったのかな
でもどうせぼくのことなんてきづかないんだ
すこしまえは、もしかしたらってかんがえたことあるけど
きたいしてもだめだってわかってからはきたいしてない
だってきたいしてかなしいきもちになるのはいやなんだもん
だからもうきたいなんてしないんだ
【覗きこまれる】
？！だれだ！
ぼくにちかよるな！
どうせくすくすわらうだけのくせに！
「ﾌｼｬｰｰｯ」
いかくしてやる！
どうだ！こわいだろ！
【そっと手を伸ばされる】
なんだ？！やめろっ！
「ﾊﾞｼｯ」
あっ、ひっかいちゃった…
ぼくのつめするどいからちがでてきてる...
いやっ、きゅうにさわろうとしてきたあいつがわるいんだ！！
ぼくはわるくない！！
【もう一度手を伸ばされる】
なんで？！おまえいまぼくにひっかかれたんだぞ！！
いたくないのか？！こわくないのか？！
なんでまたさわろうとするんだよ
なんで！なんで……
そんなにやさしいめでみるんだよ...
...まぁ、さっきのはやりすぎたかもしれない
しかたないからあやまってあげるよ
ごめんね
「……ｸﾝｯｸﾝｯ、...ﾍﾟﾛｯ」
あっ、なんかうれしそうにしてる
へんなやつ
いつもならぼくをみるとほとんどのひとはわらって
とおりすぎるのに
なんでおまえうれしそうにしてるんだ
なんでとおりすぎないんだ
ほんとうはさっきひっかいたことすごくこうかいしてるよ
やりすぎたってわかってる
でも、ぼくこわかったんだ
いままでさわろうとしてくるやつはいなかったから
ごめん、ごめんね...
「ﾐﾔｯ」
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作者名：むつき。 | 作成日時：2023年11月5日 4時
