598話 ページ44
陽月side
と、言うわけで、私は大人しく見守っておくこととする
一応、万が一の場合の治療班として
相澤「……お前は参加しないのか」
『インターン先、確保してますし。まぁ私なんて寧ろ実戦ばっかなのでね』
相澤「まぁそれもそうか。今更お前をヒーローの卵だなんて思う奴はいない」
『でしょうとも』
相澤「……いない、が」
『？…なにか』
……最近、相澤先生とは本当に話が合うなと思うようになった
改めて思うようになったというのが正解だけど
彼は真っ当なヒト、私は人でなし
彼はヒーロー、私は殺し屋
そこは決定的に違う。けれど、違うのは、そんな分類的ものであって
なんというか、在り方や考え方は、よく似ているのだと思う
最近になって、それが顕著な気がする
お互いがお互いに若干似通ってきているのかな
相澤「……それでも、お前は候補生で、俺の生徒だ」
『…そうですね』
相澤「お前を、生徒として、ヒーロー候補生として扱うことは、やめさせないでくれよ」
『……っふふ、っくく…！っはは…！』
相澤「お前な…人が真剣に話してることを笑うなよ」
『っふふふ…いえ、すみませんね。随分素直に言ってくれるなぁと思いまして』
相澤「どっかの誰かさんには誤魔化すだけ無駄だってよく理解したんでね。素直になった方が合理的だ、嫌でもな」
顔をしかめられる
でもしょうがないじゃないか。あなたがこうも素直になるだなんてさ
おかしくって、嬉しい
『嬉しいですよ。心から、ね』
相澤「本当かね…」
『本当ですとも。…私は相澤先生の生徒ですし、あなたの生徒であれること、嬉しく思いますよ。…あの子たちも、私も、あなたの生徒になれて幸せというものです』
相澤「毎度毎度お前は……簡単に言ってくれる……」
『簡単じゃないですよ。…簡単な事であるはずがない、だからこそ、躊躇いなく言葉にしてしまえる』
相澤「……そりゃありがとさん」
そっか…うん、やっぱり、私はこの人とよく似ている
似ていて、やっぱり、決定的に違う
だからこそこの優しい人を守りたいと思うんだろうな
『それにしても、改めてこの場でそんなことを言われるとは』
相澤「さて、なんでだろうね」
『ふふ、……なら、ねぇ、相澤先生』
相澤「ん？」
『あなた方のことを「一人の守られるべきヒト」として、いつまでも扱わせてくださいね』
相澤「…どうせ勝手にやってるんだろ。好きにしろ」
『ええ、好きにしますとも』
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あかね - すみませんが、文ストの世界でのことを書いてもらうって可能ですか！？ (3月29日 10時) (
レス) id: ff7b5ca53a (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - 零月さん» 返事遅くなりました。よろしくお願いします(@￣□￣@;)！！ (3月19日 9時) (レス) id: 7980a35b29 (このIDを非表示/違反報告)
零月(プロフ) - ふみさん» わぁめっちゃ見たいそれ← 書きます(即答) (3月5日 17時) (レス) id: 16284ecfae (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - いつも楽しく読んでます。あの、なんやかんや(ご都合血鬼術)あってFateのオベロンと高杉晋作と古代王達(できれば千里眼トリオ)と陽月ちゃんとの絡みが見たいです!書いてほしいです (3月5日 15時) (レス) id: 6a76373744 (このIDを非表示/違反報告)
３ - あのぅ……紅蓮ちゃんの文スト世界にいた頃を書いて頂きたいです！ (2月21日 22時) (レス) id: e5dd671507 (このIDを非表示/違反報告)
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