587話 ページ32
陽月side
路地裏を走り、人気のない通りを抜け、空き家を通ったり屋根の上や電柱を足場にして、迷いなく駆けていく
私も、不終さん＿＿今この場においてはリカオン、は、次の標的の場所を“知っている”
『仰る通りで。私だって流石に淡水魚を海に放り込むような真似するつもりないんですよ』
不終「そりゃそうだ。慣れるどころか、そういう厳しさ知らねぇ奴等を放ったところで犬死するだけで無駄だわ」
『えぇ。そうなると必然的に私とか御宅とかが駆り出されるわけで。丁度今みたいに』
不終「納得はするがそれはそれとして忙しいんだよなぁ」
『ほんとそれ』
すっごい気が合うなぁ
走っていると目的の場所が見えてきたので、私は刀を、リカオンはナイフを構える
一瞬だけ視線を合わせ、すぐに前を見て地面を蹴ってヴィラン峰打ちで“打ち潮”を放つ
二人倒し、周りにいるヴィランの仲間が驚愕しながら私に銃口を向けた瞬間＿＿＿
＿＿＿＿＿斬れ味のいいナイフが、音を立てずに銃を持つ手に刺さる
骨の間に放たれ、ヴィランの右手を甲から貫いたナイフは、刀を使う本職の私から見ても見事なもので
手入れは勿論、何より刃が感嘆するほどに研がれている
この人凄いなぁ、ナイフの扱いバッチリ
刺さったことでヴィランが銃を落とす
銃が地面に落ちるより速くリカオンがそのヴィランの頭を蹴り落とし、気絶させると同時にナイフを引き抜く
更にその直後に、離れたところで後ずさっているヴィラン二人のもとへ跳躍し気絶させる
ドサリと倒れる音が聞こえるのと同時に、別行動をしていたらしい仲間が前から姿を現す
＿＿＿＿＿と、すぐにしゃがみ、頭の上をナイフが飛ぶ
ナイフは前からやってきたヴィランの右目に刺さった
しゃがむとすぐさま腰から取っていた鞘を真っ直ぐ投げ、右目を抑え絶叫しようとしているヴィランの喉にぶつける
鈍い音を立てて喉にぶつかった鞘は、呼吸を用いて投げたからまぁ勢いが物凄いわけで
絶叫することもできず、喉に左手を当てた瞬間、地面を蹴ってヴィランの鳩尾に下から蹴りを入れる
と、30秒ほどで終了っと
すごくやりやすかったなぁ
流石、補助が得意なだけある
連携しやすいね。何も言わなくても欲しいところに欲しい手が来る
流石プロだなぁ
『＿＿＿まぁそれで忙しくなるし、私も急ぎたいので、インターン先必要なんですよね』
不終「学生ってわりともどかしいよな」
『正しくそれ』
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あかね - すみませんが、文ストの世界でのことを書いてもらうって可能ですか！？ (3月29日 10時) (
レス) id: ff7b5ca53a (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - 零月さん» 返事遅くなりました。よろしくお願いします(@￣□￣@;)！！ (3月19日 9時) (レス) id: 7980a35b29 (このIDを非表示/違反報告)
零月(プロフ) - ふみさん» わぁめっちゃ見たいそれ← 書きます(即答) (3月5日 17時) (レス) id: 16284ecfae (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - いつも楽しく読んでます。あの、なんやかんや(ご都合血鬼術)あってFateのオベロンと高杉晋作と古代王達(できれば千里眼トリオ)と陽月ちゃんとの絡みが見たいです!書いてほしいです (3月5日 15時) (レス) id: 6a76373744 (このIDを非表示/違反報告)
３ - あのぅ……紅蓮ちゃんの文スト世界にいた頃を書いて頂きたいです！ (2月21日 22時) (レス) id: e5dd671507 (このIDを非表示/違反報告)
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