586話 ページ31
陽月side
丁度私がヴィランを気絶させたところでやってきたヒーロー
鋭い赤い目に、首元まで伸びたくすんだ深緑の髪
ジーンズにライダースジャケットという格好で、目付きの悪さもヤのつく人に見えなくもない
が、立派なプロヒーローだ
＿＿＿＿とはいえ、この人の所属事務所はよくあるヒーロー事務所とはいくらか違うけど
『“リカオン”さんはこの辺で“狩り”中で？』
不終「知ってんのか…物好きなのかマニアなのか
まぁそんなとこだ。オールマイトが役を降りた今、うちの需要が政府の方で高くなってんだ」
ヒーロー名：リカオン
本名は、
そういった情報を秘匿しているわけでもないが、メディアに出ることは稀も稀
事務所の方針としても耳に入りづらいため、かなりマイナーなヒーローではある
けど実力は確かだ
というか、実力が確かだからこそ、“あの事務所”のヒーローなんだ
その時、上空で鴉が羽ばたいた
『……ちょっとお話があるんですけど、同行させてもらっていいですか？』
不終「俺に話…？まぁ、政府にそんだけ信用されてるくらいだ、候補生なんて思う必要ないわな
いいぞ。次んとこ行きながら話聞くわ」
『どうも』
彼は仕事において合理的だ
プライベートは流石に詳しくないというかそんな知らないけど
仕事に関しては実に合理的……というより、効率的と言える
仕事の無駄を嫌う性格であり、ヴィラン退治の途中である今話しのために引き留めるのは非効率的だ
私が既にここにいたヴィランは倒してしまったし
私には彼に同行するだけの実力もあるし、彼からもそれだけの信用を得ているらしい
私も巡回中だから、効率化のために一緒に回りつつ話をするのがいい、と判断しての提案だ
【帯】にヴィランを収納して警察に届けさせる
それを見届けてから、不終さんと共に走り出す
迷いなく走り出した方向は、示し合わせるまでもなく同じだった
不終「＿＿で、話って？」
『いや、もうすぐインターンの時期なんですけどね』
不終「あー、雄英高校もそんな時期か。行くのか？」
『まぁ経験積むにも、コネクション作りにも。今は色々と、変化した社会に対応しなければいけないのでね
そのためにはやっぱり、インターンでヒーロー事務所に行くのが一番かと』
不終「ま、殆どの奴等は平和ボケ抜けてねぇしな」
この間ずっと疾走してるんだよなぁ
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あかね - すみませんが、文ストの世界でのことを書いてもらうって可能ですか！？ (3月29日 10時) (
レス) id: ff7b5ca53a (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - 零月さん» 返事遅くなりました。よろしくお願いします(@￣□￣@;)！！ (3月19日 9時) (レス) id: 7980a35b29 (このIDを非表示/違反報告)
零月(プロフ) - ふみさん» わぁめっちゃ見たいそれ← 書きます(即答) (3月5日 17時) (レス) id: 16284ecfae (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - いつも楽しく読んでます。あの、なんやかんや(ご都合血鬼術)あってFateのオベロンと高杉晋作と古代王達(できれば千里眼トリオ)と陽月ちゃんとの絡みが見たいです!書いてほしいです (3月5日 15時) (レス) id: 6a76373744 (このIDを非表示/違反報告)
３ - あのぅ……紅蓮ちゃんの文スト世界にいた頃を書いて頂きたいです！ (2月21日 22時) (レス) id: e5dd671507 (このIDを非表示/違反報告)
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