563話 ページ4
陽月side
取り敢えず、試験に合格できたから戻ってきたけど…
―――――うん、うまくいってるね
新しく生み出した血鬼術【
【糸】の血鬼術と【目】の血鬼術を組み合わせたもの
肉眼での視認はほぼ不可能なほどに細くしなやかな糸を張り巡らせる
糸には一定間隔ごとに「節目」が存在し、その「節目」部分を通して様子を見ることができる
「節目」は、見た目は全く変わらないからどこが「節目」かなんて私か分析系の【個性】でしか分からない
ただし広範囲に及び、糸を見付けられないように細く、しかし強くしてあるため視覚効果は薄めだ
近場しか見えないし、目を閉じて集中しないとぼんやりしてしまう
それを補えるほどの効果範囲はあるけれど、中々疲れるよ
ん？勝手にそんなことして良いのかって？
そんなルールないからいいんだよ←
さぁて、戦況はどんな感じかな…？
……………おっ
『…夜嵐くんか…実力は確かだね』
強い風を起こして大量のボールを受験者に叩き込んだか
派手で宜しいことだね
１２０人脱落……ふぅん、うまいな、【個性】の使い方
けど、風というのはね、吹き荒れて木々を吹き飛ばすこともあれば、種を運び季節を運ぶこともある
そうだね…前世でいうなら芥川くんのような感じ、前前世でいうなら実弥のような感じだ
己が前線に立って戦うのには十分な実力をどんどん養っていけるだろう、彼は
しかし風は、後ろからの「援助」が本質だ
それが彼に出来るか否か…………ま、今は期待させて貰うよ
うちのクラス皆は分断させられてるね
地面が割れてる……？となると地雷のようなタイプか、地面そのものに影響を及ぼすのか…
いずれにせよ使い処が難しそうだね
それに、どんな【個性】にしろこの規模なら反動があってもおかしくはない
この混乱を利用するのも手の一つだけど……皆はどう乗り切るかな？
夜嵐「あっ、雄英の紅蓮さんッスよね！？最初の通過者って紅蓮さんだったんスか！流石ッス！」
『…どうも、ありがとね』ﾌﾌｯ
声が聞こえてきたので、ゆっくり目を開いて言った
まあ、期待できる子だし、良い子ではあるしね
『……そういえば夜嵐くん、少し聞きたいんだけどさ』
夜嵐「聞きたいことッスか？良いッスよ！」
「そう。――――――君さ、轟焦凍のこと、なんでそんなに嫌ってるの？」
そう問うと、彼は顔をしかめた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 345人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あかね - すみませんが、文ストの世界でのことを書いてもらうって可能ですか！？ (3月29日 10時) (
レス) id: ff7b5ca53a (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - 零月さん» 返事遅くなりました。よろしくお願いします(@￣□￣@;)！！ (3月19日 9時) (レス) id: 7980a35b29 (このIDを非表示/違反報告)
零月(プロフ) - ふみさん» わぁめっちゃ見たいそれ← 書きます(即答) (3月5日 17時) (レス) id: 16284ecfae (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - いつも楽しく読んでます。あの、なんやかんや(ご都合血鬼術)あってFateのオベロンと高杉晋作と古代王達(できれば千里眼トリオ)と陽月ちゃんとの絡みが見たいです!書いてほしいです (3月5日 15時) (レス) id: 6a76373744 (このIDを非表示/違反報告)
３ - あのぅ……紅蓮ちゃんの文スト世界にいた頃を書いて頂きたいです！ (2月21日 22時) (レス) id: e5dd671507 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
