585話 ページ30
陽月side
私はそこまで優しくない
夜明けとなりたい？日輪のようになりたい？
あぁそうだよ。私はそうなりたいと願った
けれど決して春の日差しでもなければ、朝の清々しい陽光でもない
冬の日輪。夜の太陽
決して、青空の上の日輪になりたいわけじゃない
太陽はどこにある
太陽系の中心、暗い暗い宇宙の最中
寒く、暗く、遠くにある星を見守り明るく照らす唯一の“恒星”
だってそうだ
私は氷雪柱。夜を駆け、春へ送り出す者
彼らが眠りにつき、彼らが希望を持って耐え忍ぶ、冬の夜の安寧を守り“次”へ繋げる者
夜と朝、冬と春の間を取り持つ橋守
彼らを朝へ、春へと送り出し、冬に遺る者
ぽかぽかと明るいだけのものになれるはず無い
そんなものに＿＿＿＿＿＿なりたいわけないだろう
そんなことを望むようなら、ステインのようになるはずがないじゃないか
あからさまに“光”って守り方できないし、私もするつもりは毛頭ない
いわゆる“毒をもって毒を制す”というのが、私の性に合うというものさ
優しく真綿で包み込むような守り方はしない
強い光で先へ先へを照らす導き方はしない
私に出来るのは、彼らを“促す”こと
冬の厳しさを与えることで、耐え忍ぶ術を編み出させる
気付かせないように吹雪で囲うことで守り、それとなく進行方向を示す
夜闇を消さない程度に照らし、次の朝日までの“光”となる
間接的にできるだけ
行くのは彼らの力だ。私に出来るのは、彼らの力を引き出すこと
そうなるように、誘導すること
それで進むかどうか、それは彼ら次第だ
まぁ私とて、それでバッドエンド直行しだしてたら手を出しちゃうくらいには情があるんだけどね
ドサドサッ
『それにしてもチラホラと……私はオールマイトの代わりやるつもりはないんだけどなぁ』
ヴィランを気絶させて、一先ず警察に連絡しておく
私はオールマイトのように目に入る事件の全てに手を出すつもりはないし、オールマイトの抜けた穴を全て担当するつもりもないんだけど
そこのところ、理解してるのかな
まぁいいけど
「＿＿＿あ？なんだ、もう済んでんのか。無駄足かよ」
『あ』
「ガキ＿＿あぁシャハル、だったな？政府か？お前も苦労すんな、身体壊すなよ」
『それはどうも。横取りみたくなってすみませんね』
「タイミング被っただけだろ、気にすんな」
その時、一人のヒーローがやってきた
わぁ、本当タイミングいいなぁ
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あかね - すみませんが、文ストの世界でのことを書いてもらうって可能ですか！？ (3月29日 10時) (
レス) id: ff7b5ca53a (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - 零月さん» 返事遅くなりました。よろしくお願いします(@￣□￣@;)！！ (3月19日 9時) (レス) id: 7980a35b29 (このIDを非表示/違反報告)
零月(プロフ) - ふみさん» わぁめっちゃ見たいそれ← 書きます(即答) (3月5日 17時) (レス) id: 16284ecfae (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - いつも楽しく読んでます。あの、なんやかんや(ご都合血鬼術)あってFateのオベロンと高杉晋作と古代王達(できれば千里眼トリオ)と陽月ちゃんとの絡みが見たいです!書いてほしいです (3月5日 15時) (レス) id: 6a76373744 (このIDを非表示/違反報告)
３ - あのぅ……紅蓮ちゃんの文スト世界にいた頃を書いて頂きたいです！ (2月21日 22時) (レス) id: e5dd671507 (このIDを非表示/違反報告)
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