582話 ページ27
陽月side
その後、テンポよく巻きでそれぞれの治療()を終了し、ぐったりしている二人を担いで相澤先生のもとへ連れていき
捕縛布で締め上げられたのち謹慎処分その他もろもろを告げられた
怪我はないので寮の共有スペースの清掃もはかどるはずだ←
私はとりあえず、鴉からの報告について
二人を部屋に送り返して先生方と私のみが残ったところで口を開く
最近ヴィラン連合の動きがどうにも妙だ
彼らは私の鎹鴉のことは知っている
けれど、私の鴉は一羽一羽がよく訓練された優秀な個体だ
特に雹は前前世でも優秀なほうで、何十と喰った鬼への奇襲も難なく行えるほどには隠密能力がある
他の鎹鴉はその雹と、奥さんの霙から直々に日々指導を受けているからね
知っている、と言うだけで監視の目を欺くのは困難だ
雀はばれてないしね
『一つ、いいですか』
相澤「……鴉の方からなんかあったか」
『ええ。ヴィラン連合が、少しばかり妙な動きをしていましてね
”ある組織”と接触を図ろうとしているようで』
相澤「それなりに力のある奴らと手を組もうとしているということか」
『手を組むというより、抑え込む、が適切でしょうがね』
俊典「その様子だと組織も特定できているんだね？」
『もちろん』
あそこと組まれるとなると……大きな騒動になるよなぁ
あそこはそこそこ力がある
それにプラスで、あの組織は最近実験を行っているようだし
最悪死人が出るな
民間人に、ではなく。ヒーローに。それもベテランのヒーローが
時期的にインターンと完全に被ってるのが痛いな
いや、逆に好機か
インターン先の事務所からなら手を出しやすい
それに、あそこはなぁ……ヴィランと言うのは基本そういうもんなんだけど
あそこは……いや、あそこも、悪ではあれども人でなしではない
あーあ、嫌な予感がするなぁ
『組織は、端的に言えば極道
暴力と仁義で裏社会を取り仕切り＿＿＿＿ヒーローの隆盛、”平和の象徴”の誕生により時代を終え、今は”ヴィラン予備軍”として監視されている集まり
そのうち、裏社会でも名を馳せた者たちの一つ
現在、”サー・ナイトアイ”が主に動向を追っている組織、「死穢八斎會」だ』
私のだしたヒーローの名に、俊典さんが反応する
だろうね、なんせあなたの元サイドキックだ
さて……死穢八斎會。私は。この手の「道」の者は、好きなのだけれどなぁ
どことなく、”魔人”と似た感覚を覚えないこともない
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あかね - すみませんが、文ストの世界でのことを書いてもらうって可能ですか！？ (3月29日 10時) (
レス) id: ff7b5ca53a (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - 零月さん» 返事遅くなりました。よろしくお願いします(@￣□￣@;)！！ (3月19日 9時) (レス) id: 7980a35b29 (このIDを非表示/違反報告)
零月(プロフ) - ふみさん» わぁめっちゃ見たいそれ← 書きます(即答) (3月5日 17時) (レス) id: 16284ecfae (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - いつも楽しく読んでます。あの、なんやかんや(ご都合血鬼術)あってFateのオベロンと高杉晋作と古代王達(できれば千里眼トリオ)と陽月ちゃんとの絡みが見たいです!書いてほしいです (3月5日 15時) (レス) id: 6a76373744 (このIDを非表示/違反報告)
３ - あのぅ……紅蓮ちゃんの文スト世界にいた頃を書いて頂きたいです！ (2月21日 22時) (レス) id: e5dd671507 (このIDを非表示/違反報告)
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