577話 ページ20
陽月side
なんともお粗末すぎる喧嘩だ
喧嘩とすらいえない代物だ
でも、これは君たちにとってかけがえのない時間だ
なら、見守ろう
君たちに拙い喧嘩。初めての喧嘩を
存分にやればいい。最後まで見守っておくから
ま、そのあとのお叱りはさせてもらうけどね
『＿＿＿＿＿＿＿＿お』
ふと気配を感じて、これまたどうしようもないなと眉を下げつつ、笑みを浮かべて降りた
突然現れた私に驚く様子に、やっぱり人間だなぁ、と何度も努めて心の中で言うようにしてきた感想を抱く
そう、あなたは人間だ
何の変哲もない、同じ時を生きて四苦八苦する人間
あなたは、それでいい
それで、いて欲しい
『あんたも見学？俊典さん』
俊典「！陽月くんか…鴉かい？」
『ええまぁ。こうなるとは思ってたけど』
俊典「そうか。…それにしても、慣れないな、呼び方」
『オールマイトじゃないでしょ、もう。休み下手め』
俊典「……そうだね」
『…あんま気負わない事。必要以上にコレに責任感じるのは無責任がやることだ。いいね』
俊典「君は…君には、いつも言い聞かされてばかりだな」
『子供の時に言い聞かされて育つものを、聞かずに育って五十路突入しようとしてた馬鹿がいるもんでね？……その歯がゆさは、あんたが得るべきだった平穏だ。噛みしめてろ、大事に大事にね』
俊典「……ありがとう」
『”どっち”で？』
俊典「”紅蓮陽月”にも、”シャハル”にも、どちらにも」
『それは僥倖』
まぁ、あんたは聞けずにが正解で
聞けててもどうせ、だろうけど
その分、その悔しさをかみしめろ
それは、あんたが本来享受するべきものだ
『……出久くん、8％いったね』
俊典「弟子の成長がはやくて頼もしいよ」
『まだ餓鬼だけど。ま…今だけは大目に見ようか』
俊典「そうだね(後が怖いぞ…二人とも)」
しばらく見守っていると、刷り込むようにシュートスタイルを使っていた出久くんが、腕を使った
諸に入ったソレを、しかし負けるかと叫んで、勝己くんもまた大爆発を返した
出久くんにとって、平和の、ヒーローの象徴はオールマイトでも
”勝利”の象徴は、間近で見てきた幼馴染なんだ
いい関係じゃないか
随分、捻じれようがないくらい素晴らしく真っすぐなのに、謎にややこしくなってるんだよなぁ
『勝負あり、だね。何回やろっかな〜』
俊典(二桁いきそうだなぁ…)
見えたのは、出久くんを押さえつける勝己君だった
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あかね - すみませんが、文ストの世界でのことを書いてもらうって可能ですか！？ (3月29日 10時) (
レス) id: ff7b5ca53a (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - 零月さん» 返事遅くなりました。よろしくお願いします(@￣□￣@;)！！ (3月19日 9時) (レス) id: 7980a35b29 (このIDを非表示/違反報告)
零月(プロフ) - ふみさん» わぁめっちゃ見たいそれ← 書きます(即答) (3月5日 17時) (レス) id: 16284ecfae (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - いつも楽しく読んでます。あの、なんやかんや(ご都合血鬼術)あってFateのオベロンと高杉晋作と古代王達(できれば千里眼トリオ)と陽月ちゃんとの絡みが見たいです!書いてほしいです (3月5日 15時) (レス) id: 6a76373744 (このIDを非表示/違反報告)
３ - あのぅ……紅蓮ちゃんの文スト世界にいた頃を書いて頂きたいです！ (2月21日 22時) (レス) id: e5dd671507 (このIDを非表示/違反報告)
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