【番外編ー続きー】 ページ9
陽月side
皆を部屋に案内したあと
自室に入って筆を走らせる
他の人たちに伝えるわけにはいかないけど
念のため、御館様には伝えておかないとね
書き終わった手紙を霙の脚に結んで羽ばたかせる
さて、どうしたものか
確かこの日は私は珍しく何もない休日だったから大丈夫だろうけど
………あ、そういえば厄介事は無かったけど
今日あの人が来る予定だったよなぁ…
折角だし“お願い”してみるかな
ｶﾞﾗｯ
あっ、そうこうしてたら来たみたいだ
ｽﾀｽﾀ
『お久し振りです____鱗滝さん』
鱗滝「久し振りだな。息災か？」
『えぇ、五体満足でなんとか生きてますよ』
そう、今日は私の師である鱗滝さんが来訪する日
私は任務以外で屋敷を中々空けられないからね
それに蝶屋敷と違って“精神患者”の療養施設だから
下手に人手を入れるわけにもいかない
だから向こうから来てもらうことが多いんだ
鱗滝「そうか……
そう言えば、大人数が来ているようだが」
『あぁ、それはですね____』
そこから、鱗滝さんには転生したという事を説明する
この人は私の言うことを信じてくれると知っているから
鱗滝「___俄には信じがたいが、陽月が言うのなら間違いないのだろう
中々数奇な運命を辿っているな」
『はは(苦笑)まぁ……楽しいですから
それに…この世界よりかは平和…だと思います』
鱗滝「大丈夫だ。この世界もいずれは平和が訪れる」
『…そうですね。“日輪”を宿すあの子なら、きっと』
あの子なら…炭治郎なら、きっと鬼舞辻を倒した筈
だってあの子は、“ヒノカミ”を継ぐ子なのだから
私は鬼と人間の戦いの最後を見ていない
その前に死んでしまったからね
そのあとに、トリップしてきた皆に聞いたりして知ったけど
……でも、やっぱり……
『…一緒に、“夜明け”を見たかった…』
鱗滝「……」
『…けど、それは出来ない。だってもう日輪に照らされているのだから
なら今度は、私が夜明けをみなに見せます』
鱗滝「……お前は、強い子だな」
ふふ、鱗滝さんにそう言ってもらえるのは、嬉しいねぇ
……こんな風に話をするのも
好きな時間だったなぁ
天狗のお面で見えないけれど
その奥の瞳に宿る優しさが、私は割と好きだった
この人も、本当に優しい
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琥珀 - ヴィランズと一緒に文ストか鬼滅の世界に行って欲しいです (2022年3月23日 23時) (
レス) @page35 id: c7d9065f1d (このIDを非表示/違反報告)
月乃派 - Ｂ組の一日教師をやってください (2021年11月22日 18時) (レス) @page21 id: 2fabf89436 (このIDを非表示/違反報告)
零月 - ☆ねこ☆ねこ☆さん» 趣味が合うようですねぇ…私もこういう夢主大好きです(^^) (2021年7月29日 19時) (レス) id: e13128236a (このIDを非表示/違反報告)
☆ねこ☆ねこ☆ - 陽月ちゃんがカッコいいんですが・・・こういう夢主私だいっっすきです！！そら、大好きにもなるわ (2021年7月28日 22時) (レス) id: 1b5a174a77 (このIDを非表示/違反報告)
零月 - 雨色の水滴さん» 皆陽月ちゃんが大好きですからね(⌒‐⌒)心の声は恐らくアレの五倍くらいはヤバいかも… (2021年7月27日 19時) (レス) id: e13128236a (このIDを非表示/違反報告)
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