511話 ページ41
陽月side
黒霧「ｸﾞｯ…こういうっ、事ですか…っ」
『あぁそうさ。仕上げの瞬間こそもっとも隙だらけになる』
そこが１番無防備だ
狙わない訳なんてないでしょう？
狼牙「ﾌｰｰｰ……」
『紅狼、少しは落ち着きなよ。今回は私、止められないんだから』
狼牙「……善処はする」
『善処じゃ困るんだよ、No.4』
必死に自分を落ち着かせるように恐ろしい形相のまま息を吐く紅狼
紅狼の【個性】は、その通りで獣に近くなる
本能に近くなり、シンプルな【個性】に見えて、その実うちに宿す力は強大だ
加えて本人もあまりに感情が大きくなるとそれに呑まれて感情で動きかねない
誰かのために泣ける人。身を投げ打つ人
すべて背負って、食らって、飲み込んで、地の果てまでも駆けて、人に仇なす”獣“を狩る人
人を傷付けはしないと信じたいけど、危うさがある
本人が制御できないような領域を持つ、【個性】だ
もし、誰かを傷つけたら、……そんな傷抱えても、駆ける人だからなぁ。傷付きやすいくせに、痛みに弱いくせに、我慢強さは私の両親というのに納得する
やっぱり、私の父親だ
自分を燃料に、燃やし続けられる人。エンデヴァーや、煉獄さんとは違う、炎の人
今のところ、暴走しないように完全に止められるのは私と朧狐だけだ
オールマイトでも、怒りに呑まれた獣は簡単には止められない
紅狼は……父さんは、本当に怒ると怒りや憎悪以外の一切を削ぎ落とす
獲物に食らいつくが如く、その目で捉え、爪で裂き、牙で砕く
動向は開ききって口数も少ない……いつもの明るい彼とは似ても似つかない
家族だけが知る、本能の姿
……皆は知らなかったみたいだし、驚いてるな
まぁ、サイドキックも知らないからね
周りに皆がいる分、抑えようとしてる方だけど
ﾁﾗｯ
外に目を向けると、目に入ったのは鮮やかな炎
エンデヴァーだな。あれなら大敵の脳無は敵じゃないね
オールマイト「時間がかかって済まなかった…怖かった…訳はないな」
『いや、時間ピッタリ』
さーて、弔はどう出る？
死柄木「折角色々こねくり回してたのに……何そっちから来てくれてんだよラスボス…
仕方がない…俺たちだけじゃない……そりゃあ、こっちもだ」
『脳無を持って来る気なら、先生に頼りな』
死柄木「は……？」
黒霧「済みません死柄木弔…所定の位置にある筈の脳無が……ない…！」
『私が、勝ち筋を与えるわけ無いでしょ？』
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琥珀 - ヴィランズと一緒に文ストか鬼滅の世界に行って欲しいです (2022年3月23日 23時) (
レス) @page35 id: c7d9065f1d (このIDを非表示/違反報告)
月乃派 - Ｂ組の一日教師をやってください (2021年11月22日 18時) (レス) @page21 id: 2fabf89436 (このIDを非表示/違反報告)
零月 - ☆ねこ☆ねこ☆さん» 趣味が合うようですねぇ…私もこういう夢主大好きです(^^) (2021年7月29日 19時) (レス) id: e13128236a (このIDを非表示/違反報告)
☆ねこ☆ねこ☆ - 陽月ちゃんがカッコいいんですが・・・こういう夢主私だいっっすきです！！そら、大好きにもなるわ (2021年7月28日 22時) (レス) id: 1b5a174a77 (このIDを非表示/違反報告)
零月 - 雨色の水滴さん» 皆陽月ちゃんが大好きですからね(⌒‐⌒)心の声は恐らくアレの五倍くらいはヤバいかも… (2021年7月27日 19時) (レス) id: e13128236a (このIDを非表示/違反報告)
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