494話 ページ18
陽月side
弔は不服そうな顔をした
ふふ、可愛いじゃない
まぁこれも、彼が“子供”だという証か…
本来子供は、楽しいものを見て、羽根を伸ばして、暖かい春の陽射しの下で笑っているものだろうに
暗闇の中の醜さにも、凍て殺さんばかりの寒さにも、気付かずにいていいものなのに
きっと、それが出来るのが、本当の平和だろうに
……まぁ、所詮は夢物語か。叶うはずもない世迷い言
どれだけ理想をうたい、綺麗事を語ったところで、出来ようはずもない
そうだね。大層なことを言っても、それが叶わないってことくらい知ってるのさ
それでも、少しでも近付けるのなら……って、走らずにはいられないんだもんなぁ
そうやって走ったのが私らだもんな。そうだろ、ステイン
お前も、私も、それくらいちゃんと分かってる
『さて、念のため聞くけどさ。君らの…いや。オールフォーワンの目的は、何？』
改めて彼らと向き合い
前世の“表情”で話をする
悪いが、私は使えるものは使う主義だ
前世に戻ることに、なんら躊躇いはない
殺し屋の面くらい、いくらだって利用するさ
死柄木「…知らねぇよ、先生の目的なんざ」
『そう。なら別に良い。どうせそうだろうとは思ってた』
まぁ結果なら分かってたようなもんだし
直ぐに“前”の表情をしまう
さて、それにしてもどうしようかな
オールフォーワンには、私なら勝てなくもないだろう
アレがどういうタイプの奴なのかはよーく分かってる
あぁいうのを相手するのは得意だよ。不愉快だけどね
けどそれで良いものか…
私が動いて、それで解決する問題でもないだろうさ
物事には順序がある
何でもかんでも手を出して良いわけじゃない
そう、これは私の舞台じゃない。彼の舞台だ
私がすべきことは、彼が象徴であり続けるよう手を回すことでも、秘密裏に敵を討つ事でもない
いい加減彼には、“象徴”としての荷を降ろさせるべきだ
彼だって、一般人じゃないか
私はそう考えてるからね
これからは私達の手で受け継いでいかねば
渡我「…陽月ちゃん、楽しそうですね」
『君らは私にとっては脅威では無いからね』
【鹵獲腔】から手入れ道具を取り出し、刀の手入れをする
自分の武器を使えない状態にするってことは
それほどの状況ではないと言うことでしょう？
荼毘「周りは敵だらけなのにか？」
『……敵、ねぇ』
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琥珀 - ヴィランズと一緒に文ストか鬼滅の世界に行って欲しいです (2022年3月23日 23時) (
レス) @page35 id: c7d9065f1d (このIDを非表示/違反報告)
月乃派 - Ｂ組の一日教師をやってください (2021年11月22日 18時) (レス) @page21 id: 2fabf89436 (このIDを非表示/違反報告)
零月 - ☆ねこ☆ねこ☆さん» 趣味が合うようですねぇ…私もこういう夢主大好きです(^^) (2021年7月29日 19時) (レス) id: e13128236a (このIDを非表示/違反報告)
☆ねこ☆ねこ☆ - 陽月ちゃんがカッコいいんですが・・・こういう夢主私だいっっすきです！！そら、大好きにもなるわ (2021年7月28日 22時) (レス) id: 1b5a174a77 (このIDを非表示/違反報告)
零月 - 雨色の水滴さん» 皆陽月ちゃんが大好きですからね(⌒‐⌒)心の声は恐らくアレの五倍くらいはヤバいかも… (2021年7月27日 19時) (レス) id: e13128236a (このIDを非表示/違反報告)
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