【番外編ー続きー】 ページ16
鷹見side
オールマイトが“平和の象徴”なら
シャハルは名の通り“日輪”そのものだ
だからこそ、俺達は憧れざるを得ない
『鷹見啓悟君だったね。大きくなったじゃない』
鷹見「覚えてて貰えて嬉しいですよ」
『自分が“ヒーロー”として関わった人は皆覚えてるさ
君こそ、覚えててくれてありがとう』
正直物凄く嬉しい
憧れの人にそう言われるなんて、嬉しくないわけがない
￣七年前の、丁度シャハルがエンデヴァーのもとでインターンをしていた時
母親から、父がエンデヴァーとシャハルに捕まったということを聞いた
その時、心の中で子供らしくはしゃいだのを覚えている
ヒーローって本当にいたんだ、って
シャハルという存在を知ったのは、その時が初めてだった
俺にとっては、初めて“太陽”というものを知ったような瞬間だった
母親との逃亡するような生活の中、交通事故で一つの家族を救けた事がある
その時偶然近くにいたシャハルが駆け付けて、会ったのが最初
『良くやった。君は凄いね』と、頭を撫でられて嬉しかった
そんな言葉を言われたのも、頭を優しく撫でられたのも、初めてだったから
ただその時公安に目を付けられたようで
公安が俺を引き取ろうとした時、シャハルさんがそれを止めてくれた
いや、俺に選択肢をくれた
どう生きるのかの選択肢を
その中で俺は公安に保護される事を選んだ
それなら、速く、ヒーローになれるかな、なんて思って
ヒーローになりたい、そう伝えたら彼女は
『君の翼が大空を羽ばたくのを、楽しみにしてるよ』
なんて言ってくれた
公安の都合上母親との縁は切ったけど
壊れてしまっていた母親に、シャハルは手を差しのべていた
母親はその手を取って、結果“俺達”は救けられたんだ
一度だけ、体育祭の後に母親からの手紙が黒い羽と共に送られてきた
「あなたは私の誇り」だと、それだけを綴った手紙
どことなく、心が暖かくなった気がした_
『私に憧れてるんだって？
まぁ確かに、あの羽の使い方は私のに似てた』
鷹見「あはは、お陰でヒントになりました」
『ふふ、【個性】の使い方が広がるのは良いことだ
でもね、君の持ち味も大事にしなよ？』
するとシャハルは改めて俺と向き合った
あんまり真っ直ぐ見てくるもんだから、思わず目を逸らしそうになった
藤色の瞳は、それを許してはくれなかったけど
『君はまだ、自分の羽で飛べてない』
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琥珀 - ヴィランズと一緒に文ストか鬼滅の世界に行って欲しいです (2022年3月23日 23時) (
レス) @page35 id: c7d9065f1d (このIDを非表示/違反報告)
月乃派 - Ｂ組の一日教師をやってください (2021年11月22日 18時) (レス) @page21 id: 2fabf89436 (このIDを非表示/違反報告)
零月 - ☆ねこ☆ねこ☆さん» 趣味が合うようですねぇ…私もこういう夢主大好きです(^^) (2021年7月29日 19時) (レス) id: e13128236a (このIDを非表示/違反報告)
☆ねこ☆ねこ☆ - 陽月ちゃんがカッコいいんですが・・・こういう夢主私だいっっすきです！！そら、大好きにもなるわ (2021年7月28日 22時) (レス) id: 1b5a174a77 (このIDを非表示/違反報告)
零月 - 雨色の水滴さん» 皆陽月ちゃんが大好きですからね(⌒‐⌒)心の声は恐らくアレの五倍くらいはヤバいかも… (2021年7月27日 19時) (レス) id: e13128236a (このIDを非表示/違反報告)
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