376話 ページ13
陽月side
スナイプ「準備？」
『あぁ、準備だ。大事でしょう？
天候も、戦況も、何時どう変わるか分かったものではない
だからこそ、読む力とは実に重要なものだ』
そう言って、さっき出した可楽の団扇を手に持ち…
『＿＿＿＿三国志の軍師が、天候を読み戦況をひっくり返してみせたように、ね
さぁ、東南の風に飛ばされぬよう、また
ﾋﾞｭｵｫｫｫｯｯ
スナイプ「ｯ…！("飛ばされてくるもの"？)」
13号「うわ！？」
突然の強風
咄嗟のことに動揺した13号先生のもとへ、いくつもの影が近付く
それは＿＿＿＿
13号「！帯！？」
『ふふ、ただの帯だとお思いで？』
試験開始直後にちょっとした細工をした【帯】をだしていつでも使えるように色んなところに忍ばせておいた
細工と言っても仰々しいものじゃないさ
ただ、全ての帯に私の血液が付着している、というだけでね？
『【爆血】！』
ボオオォォッ！！
瞬時に帯が炎に包まれる。絡みつくような炎が襲い掛かり、しかもその炎は風では消えない
長い帯が風に煽られて、辺りに散乱し建物に絡み付いた、＿＿＿＿それらが燃えれば、なぁ？
熱さは感じなくとも、目眩ましにはなるし動揺は誘えるだろう？
ｶﾞﾁｬﾝｯ
【個性】しか燃やさない炎に突っ込み、13号先生にカフスをかける
こういう隙作りに使えるよなぁ、これ
スナイプ「ﾁｯ…」ﾊﾞｯ
『撃たせるか＿＿＿＿【不協和音】』
スナイプ「！ｯ〜〜〜！！」
例え13号先生が近くにいようとも、彼の【個性】には効果が薄い
だから、動きを封じる
響き渡る不協和音、この状況ではまともに動けないでしょ？
一瞬でも動きが鈍ればそれでいい
スナイプ先生は頭を抑え後退した
その隙が欲しかったんだ
ﾊﾞｯ
屋上まで跳躍し…
ｶﾞﾁｬﾝｯ
カフスをかける
『中々良かったですけど……私を留めたいなら絶え間なく攻撃を続けないと。どんな状況でもね？』
スナイプ「ｯ…そんなんできるのお前くらいだよ…」
さーてと、これであと6人だね
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 186人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
茨の谷の第二王子 - 番外編の幼児化+半猫化で夢主ちゃん尻尾を揺らしてますけど、猫が尻尾を揺らす意味は《怒り》《警戒》などの兎に角不機嫌な時ですよー (2022年3月2日 17時) (
レス) @page33 id: 436e3086c5 (このIDを非表示/違反報告)
茨の谷の第二王子 - 途中に夢主ちゃんから妓夫太郎出たの気のせいですか？ (2022年3月2日 17時) (レス) @page26 id: 436e3086c5 (このIDを非表示/違反報告)
澪(プロフ) - 天弦ではなく天元ですよ (2020年8月28日 12時) (レス) id: adb4b6099f (このIDを非表示/違反報告)
零月 - ツユさん» あ、それなら書けます！絶対書きますね！ (2020年8月6日 18時) (レス) id: e13128236a (このIDを非表示/違反報告)
ツユ - 文ストと夢主の絡みも見てみたいなぁ。 (2020年8月6日 16時) (レス) id: e8a6e6b6b6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
