彼女のひみつ（獄都事変）

２８話 ページ30

俺が廊下を歩いている時
前方にキノが！
キノは気づいてないようだ
俺はキノに向かってジャンプした

『キーノっ！(ﾄﾞﾝｯ』
舌「うわ(ｶﾞｼｬ急にどうしたの？」
『いや、キノと触れ合ってないな〜って作者が』←
舌「メタイよ！？」←

ん？ほのかに酒の匂いが
しかもキノからする

『キノ、また飲むの？』
舌「ギクッ」←
『効果音を口で言うやつ初めて見た』

こいつ、飲むんだな
よく見たら酒瓶がキノの腕の中にある
一本ではなく何本も

『お前な〜！禁酒中じゃねぇのかよ！』
舌「禁酒？何のこと？」←
『現実逃避すんじゃねぇ！』
舌「だってお酒が誘ってくるんだもん！飲んで飲んでって！」←
『んなわけねぇだろ！』

多分、厨房にあった酒を持ち出したんだろうな
俺はキノから全て奪った
背が高くて大変だった

『せめて一本にしやがれ！』
舌「俺のお酒〜！」←
『お前のじゃない！厨房のだ！』
？「誰がお酒飲もうとしてるの？」

キノと言い合いしてると後ろから声が聞こえた
なぜかキノが青ざめてる
後ろからでも伝わるよ、この殺気
後ろを向くとサエがいた
黒い笑みをしながら

疫「木舌、禁酒中だよ？(ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ」
舌「あ、あはは…」
『…』

ちょっと、誰が用意したんだこの修羅場
どうすればいいんだ
あ、サエが銃を出した
逃げよ
角を曲がったと同時に銃を連射する音が聞こえた
あと一歩遅かったら蜂の巣になってたんだろうな
わーこわいこわい(棒)←
音が鳴り終わった
ちょっとのぞくと
やりきった顔をしてるサエと原型をとどめてないキノがいた

疫「Aさん、また木舌が飲もうとしてたら呼んでね」
『お、おう…』

顔が血だらけのまま言うなよ…
サエが向こうへいく
おいおいおいおいおい！？
これはそのままなのか！？
キノの扱いひでぇな…
俺はたまたまあった袋にキノだった物を入れた
細かすぎるよ、サエ…
そして再生室に持っていった
あとは自力で再生するでしょ！
俺はベッドにキノだった物をばらまいた
そんで酒瓶を厨房に返すため、再生室から出た
あいつ、またおこしそうだな
自業自得か
反省しやがれ


舌「うぅ〜、頭が…」
『自業自得じゃ、ボケ』

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