彼女のひみつ（獄都事変）

２６話 ページ28

さっきさー、ロクに呼ばれたんだよ
任務！？って思ったらおつかいだった
マツにメシを持っていけだって
しかも場所がリコリス総合病院
病院いやだああああああa(殴←
ついでにマツの仕事手伝えだって
手伝うって何すりゃあいいんだ？
ま、あとでマツがなんか言ってくれるだろ
あ、ついた
病院だからね、静かに入ったよ

？「話は聞いていますわ、武器をこちらに」
『あぁ、誰？』
？「看護婦長の水銀です」
『俺はAだ、よろしく！』
水「毒虫さんはあちらの部屋にいますわ」
『毒虫？』
水「行ったらわかります」
『？』

俺は外套を渡した
スイ(水銀)は悪魔なのか
なんで病院にいるんだろう？
マツが毒虫なのか？
そんな疑問をもちながら俺は言われた部屋に入る
中にはマツが

『マツ〜！』
抹「び、病院だから騒がないで…！」
『あ、ごめん、これメシ』
抹「ありがとう…」
『たく、しっかり食えよ〜ひょろっひょろなんだから』
抹「Aさんには言われたくない…」
『ん？(＾言＾)』←
抹「ひぇ…」

マツに注意されながらメシを渡す
少し言ったらなんか言われた
それは俺が小さいからなのか？ん？ん？←
これ以上はマツが怯えてるからやめよう

『んで、手伝いって何すりゃあいいの？』
抹「あ、これ飲んでくれない？」

マツが渡してきたのはいかにも毒って感じの飲み物だった

『…これ、何の薬？』
抹「えっと、即死する薬…？」←
『怖っ！？』

なんだよ即死する薬って！
しかも疑問系！
それ作ってなんになるんだよ！

抹「でも、Aさんって薬に強いんでしょ？」
『確かに普通よりは強いけど！』
抹「Aさんに効かないと確実じゃないでしょ？
　 それに、皆弱いから実験にもならないんだよ…」
『だけど…！』
抹「お願い…(ｷﾗｷﾗ」

あーもうヤケクソだ！
俺は一気に飲んだ

『？何もおｋ(ﾄﾞｸﾝｯ！？(ﾌﾗｯ』
抹「あ、耐えた、皆はすぐ倒れたのに…」

時間差で薬が効いてきた
でも、マツの独り言だと皆倒れたみたいだ
へ、俺の実力はこんなもんだ
あー…頭がガンガンする…
手足が、引きちぎられるっように痛い…
目のっ前が、グラグラ、ゆれっる…
こりゃぁ…やばいや…

抹「ねぇ、調子どう？」
『頭っと手足が、痛いし…目のっ前が…グラグラ、す…る…』
抹「まだ話す余裕があるんだね
　 なら、これを少し濃くしてみるか…」

この光景…昔に、似てる…なぁ…
スイが…毒虫って呼んでるの、わかったわ…
俺は、意識を手放した

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