【東京喰種】孤高の殺人者【男主】

No.13 ページ15

由「・・・なんかA変。」

天「いや、もともとだろ。」

あ「おいおい。」

桜「大丈夫？」

あ「ああ・・・。」



桜木が俺の額に手をあてる。



あ「ちょっ・・・///」

桜「う〜ん、熱はないと思うけど、今日は帰った方がいいんじゃない？テスト前に風邪引いちゃヤバイよ。」

天「確かに！ってか、A今、照れてたよな〜ｗｗ」

あ「なっ///」

由「顔、赤い。」

あ「・・・・・・分かった。帰る。ちゃんと練習しろよ。勉強も。」

桜「分かってるって！Aこそ早く寝ろよ。」

あ「おう。じゃあ。」ガラッ









いつもはワイワイ帰る道を、１人でトボトボ歩く。



別に・・・風邪は引いてないんだけど・・・。







あ「・・・こんにちは。」カラン





俺は「あんていく」のドアを開ける。




金「いらっ・・・あ、Aくん。おかえり。」

あ「研くん、ただいま。・・・様になってる。」

金「本当？ありがとう！」





向こうから芳村さんが顔を出す。



芳「おや？Aくん、部活はないのかね？」

あ「き、急遽無くなりまして、手伝いに来たんです。」

芳「そうか。ありがとう。」

あ「いえ、助け合いは大切なことですし。」

ト「・・・綺麗事いいやがって。」ボソッ

あ「聞こえてる。」


トーカは相変わらず言葉が汚い。




あ「あ、研くん。」

金「な、何？」

あ「・・・いじわる、しちゃってごめん。」

金「だ、大丈夫だよ。早く行ったおかげでコーヒーの淹れ方とか教えてもらったし。」

あ「そっか。なら・・・よかった。」バタン



金「(今日はやけに暗いな・・・。)」





俺は制服を脱ぎ、「あんていく」の制服へと着替える。



そして鏡を見て、作り笑いをする。




あ「(笑顔笑顔・・・っと。)」

No.14→←主人公の友達設定

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す