【オリジナル】あんた/貴様にとって俺はどんな存在？【男主】 (ページ4)

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＃２ページ4

ｶﾁｬｶﾁｬｶﾁｬｶﾁｬ

光「・・・。」

俺は付けていたヘッドホンを取り、椅子にもたれかかった。

本棚には沢山の医学本。

昔は毎日のように見ていたが、今はもう不要物だ。

画面には自分で１から作り上げたゲームのプログラムが広がっている。

元々作ってみたかったから試しに作ってみたら1億のダウンロード数を超えた。

今の俺の収入源はこのゲームに頼っている。

人の心理を少しいじるだけで簡単に操ることができる。

このゲームだってそうだ。

人がやってみたいと思う心を読み、その通りに作っただけ。

光「人生つまらない・・・、クソが・・・。」

あ「人生がクソだって？」

光「！！？」

＿＿俺の目の前にフードをかぶった少年？がいつの間にか立っていた。

光「き、貴様、どこから入ってきた！！」

あ「窓。・・・がら空きだった。」

なっ・・・！！

空気が悪いと換気していたらそこから入って来たというのか！？

ここは２階だぞ！？

家の周りはコンクリートの壁で覆われててセキュリティ万全なのに！！

よく見るとその少年の手には鮮やかな鮮血がべったりと付いていた。

光「おい・・・、その手。」

あ「あー、殺した。

＿＿＿＿君の家族。」

光「へ・・・？」

あ「星峰通君。」

光「俺、星峰光だけど・・・。」

あ「あ、そうなの？」

なにこいつ・・・。

兄貴と間違えるなし。

あ「殺しておいたから、君の家族。後は、＿＿＿光君だけだよ？」

光「・・・殺したんだ。」

あ「うん。」

光「あ、そう。」

あ「・・・悲しまないのかよ。泣かないのかよ。」

光「何で？」

あ「はっ！！！！？何でって、お前、君の家族全員俺に殺されたんだよ！！？」

光「・・・どうでもいい。」

あ「・・・。」

光「どうせ、殺すんだろ？俺のこと。」

あ「！」

光「好きにしろ、俺は大人になる前に死ぬんだ。

＿＿＿＿それって、悲劇のヒーローぽいだろ？」