【オリジナル】あんた/貴様にとって俺はどんな存在？【男主】 (ページ20)

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＃１８ページ20

ト「はい、どーぞ。野菜は光くんが切ったんだよ～！」

あ「ん・・・、ありがと。」

光「ちょっ！！？」

トカゲがニヤニヤと笑みを浮かべながら、白狼にスープを手渡す。

あ「・・・・・んまい。」

ト「さっすが、俺！！」

あ「はしゃぎ過ぎだ、トカゲ。」

ト「はいはーい。」

トカゲはソファーにドスンと座り、足を組む。

ト「ね、そいつどうするつもり？」

あ「光か。別に唯の人質。」

ト「ひょっとしてだけど、世界征服とか考えてないだろーね？」

あ「んなわけないだろ。」

白狼はトカゲと目を合わせずに、ボソリと呟く。

光「せ、世界征服とか・・・・・・１人でか？」

ト「そうさ。黒狼は政府を憎んでるからね。」

あ「だから、そんなことするわけ・・・・・・ト「心の奥底にはあるんでしょ？」

トカゲがゾッとするような冷たい声で囁く。

あ「・・・・・・知るか。」

白狼はガタンと皿を置き、布団の中に潜り込んでしまった。

ト「家族の仇、とるんでしょ？」

あ「・・・・・・・・・・・・。」

光「家族って・・・・・・。」

俺はふと思い出す。

そうだ、俺の家族はもういないんだ。

＿＿＿＿＿＿あいつに殺されたから。

俺を助けてくれたあいつに殺されたから・・・・・・・・・光「がぁあああっ・・・！！！！」

ト「ちょっ・・・、どうしたの？」

駄目だ・・、駄目だ駄目だ駄目だ駄目だ！！！！

俺まで殺人犯になるつもりか＿＿＿＿＿＿っ！！？

抑えろ・・・・・・この感情を抑えるんだ・・・！！！！