40レース ページ45
ー小野田sideー
小「はぁっ、はぁっ。」
さっきからずっと坂続きだ・・・。
鳴子くん、坂苦手なのかな?
苦しそう。
鳴子くんが勢いよく飛び出した!!
今泉くんも後に続く。
僕も2人の背中を追った。
小「・・・鳴子くん?」
さっき勢いよく飛び出しっていった鳴子くんが僕の後ろに戻ってしまった。
小「どうしたの鳴子くん!?具合でも悪いの!?」
鳴「具合は悪くないわ。えーから行け。」
小「で、でも・・・。」
鳴「えーから。」
小「大丈夫!!僕一緒に走るよ!!」
鳴「ええから登れ言うとるやろ!!」
小「鳴子くん・・・。」
鳴「これは真剣勝負や。待った待たれたで結果でても気持ちよくないわ。・・・今泉を抜け!」
小「鳴子くん!」
ガシッ!!
鳴「ワイの根性注入したる。折れるなや、くじけるなや!・・・いいか、おまえの得意分野や登りや!!」
小「(登り・・・。)」
鳴「今泉を抜け!!ほんでもって見せたれ、男、小野田坂道を。誰よりも早く山の頂上に辿り着け!!」
小「うん!!」
ガアァァーッ!!
鳴「(踏ん張れよ小野田くん。)」
その後はよく覚えていない。
ぼくは無我夢中でペダルを回して今泉くんを抜いた。
そして、落車した。
ガッシャーン!!!!!!
巻「落車っショ!!」
田「小野田!!」
寒「車止めてお兄ちゃん!!」
キキッ!!
田「おい小野田!」
寒「大丈夫!?」
田「おい!!意識はあるか!?」
小「はぁ、はぁ、寒咲さん・・・皆さん、あ・・・あの、ぼく・・・山岳取りましたよね・・・。」
寒「・・・うん。」
小「・・・はぁ良かった。」
田「よし!!走れ!!」
寒「え!?」
田「残りは下りがメインだからいける!!乗れ!!」
巻「無茶っショ、スタミナが今切れて・・・。」
田「バカヤロウ、こいつは山岳を取ったんだ。ゴールまで辿り着かなきゃそれはカウントされねぇーだろ!!」
寒「待って、田所さん彼はもう・・・金「小野田、立て。」
寒「(金城さんまで!!)」
金「今日は・・・いいレースをしたな。休めリタイアだ。」
小「はぁ、はぁ・・・すいません。」
金「落車のキズも大したことなさそうだな。」
小「だ、大丈夫です。」
通「それよりみんな早く乗んな。三つどもえの戦い、見に行かねぇとな!」
小「鳴子くんとAさんは!?」
巻「さっきここを通っていったっショ。」
寒「小野田くん、早く!」
小「は、はい!」
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ふゆゆ - 今泉君が好きです!可愛いと思います♪ (2017年3月21日 0時) (レス) id: 6cd227c30d (このIDを非表示/違反報告)
サクサク(プロフ) - は、はいっ!!頑張ります!! (2014年5月7日 22時) (レス) id: c4801f3c30 (このIDを非表示/違反報告)
白石暦(プロフ) - 続編おめでと!これからも頑張って! (2014年5月7日 21時) (レス) id: 7a4d586948 (このIDを非表示/違反報告)
サクサク(プロフ) - ありがとうッ!!頑張りますぜ! (2014年4月6日 17時) (レス) id: 0ebb0c726e (このIDを非表示/違反報告)
くろねこるん - 凄く面白いです!更新頑張って下さい! (2014年4月6日 16時) (レス) id: 1e248a6c2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サクサク | 作者ホームページ:
作成日時:2014年1月29日 23時