※年下の恋人と…？ (yb × hk)

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先輩の喜ぶ顔だけを浮かべて、寂しさなんて忘れるように無心でキッチンを片付けた。



今日は絶対一緒にご飯食べるっ…

今日はゆっくり先輩と話すっ…

今日は絶対絶対一緒にベッドに入るっ……





頭の中で自分に言い聞かせながら家事を終わらせて、歩いてレンタルショップにも行った。


もう帰ってるかな？って急いで家に帰っても部屋の鍵は閉まったままで、また鼻の奥が少しだけツンとした。



光 『…そうだ。おふろっ。』



思いついたように入ったお風呂は、先輩が帰ってきた時の為にいつもより早めに済ませた。


…それでもまだ先輩は帰ってきてなくて。




先輩がいないなら…ってただそれだけで先輩の部屋着のパーカーを羽織る。






”まだかな…早くあいたい……”


考えたら考えるだけひとりの時間は寂しかった。



先輩がいつ帰ってきても一緒にご飯が食べれるようにまた並べたテーブルの上の夜ごはん。


もうやることがないってくらいに終わらせた家事。


済ませたお風呂。


あとは先輩を待つのみで、

時刻は23時前。




ソファの上で小さく座って、先輩の香水の匂いが微かに残ったクッションをぎゅっと抱きしめた。


帰ってきたら、ご褒美に、…苦しいくらいぎゅっとしてもらうんだ。



先輩がいなくて、寂しくて、もう泣いちゃわないように。


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