全力の愛のかたち(yb × hk)

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ろくに話しもしてない。


ろくに触れてもない。



…それなのに俺じゃなくてメンバーと楽しそうに話す薮に、


俺じゃない人と顔を近づけて笑いあう薮に、
なんだか腹が立ってきて。




まだこれから仕事が残ってる薮に挨拶もせず、仕事が終わった俺はいち早く楽屋を出た。







_________マネージャーに送ってもらって家に帰ったものの、…何も楽しくなんかない。



ただただ疲労感を少し感じながら時間を持て余すだけだった。



自分の出ていたバラエティー番組をチェックしたり、

溜まってた家事を無心でしたり、気がついたら夜の11時過ぎ。



明日は9時には仕事。



今日はなんだか冴えない日になったなぁと思いながらリビングの電気を消そうと立ち上がった瞬間、


”ピンポーン”とオートロックではなく来客を告げる家のチャイムが鳴った。



光 『……こんな時間に誰だ？』



鍵を開けて扉を開けると、




ずっと待ち焦がれてた、会いたい人が立っていた。




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