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レッスン室では
たくさんの候補生がダンスや歌の自主練習をしていた
真剣に取り組んでるやつがほとんどだが、サボってるやつもいる
ましてやレッスン室に来てないアホもいる。
腹立たしいので名指しすると甲斐直登っていうアホだ
そんな中俺は何故か社長に呼ばれ事務所へ向かってる
最近知名度が上がってきたアイドルIDOLiSH7のマネージャー小鳥遊紡と一緒に。
社長の娘として会うことは度々あったが、なんせ2人っきりは初めてなので、気まずいことこの上ない
そういえば、この子の幼なじみの真琴から話を
一方的に聞かされてたなぁ、
勿論興味なんて微塵もなかったから内容は全く覚えていないけど。
こんなことになるならちゃんと聞いておくべきだった
あちら側から何度か話しかけてくれたが生憎俺は口下手なので相槌だけで会話が終了してしまう
なんかごめん。
いい話か悪い話か分からないのにこのまま社長室なんて行きたくないから
このまま着かなければいいなぁとか
逃げ出したいなぁとか
考えていたがそんなのは現実的に考えて無理だ。
俺の願いとは裏腹に目的の場所はもう目の前
心臓がバクバクいってる。
社長室に入るだけでそんなことになってるなんて恥ずかしいのでバレないように深呼吸を、、
すぅー、はぁー、すぅー、はぁー、
「つきましたね。ここが社長室です。どうぞ」
「あー、、、どうも。しつれいしますー」
いったい俺になんの用なのか、
事務所所属のオーディションではニコニコして優しそうな人に見えたが噂によるととてつもなく恐ろしい人らしい。
まさか、岬の吉永さんを蹴ったことを岬がチクったとか...
京平の訛りを弄ったのバレたとか...
頭の中で色々な考えを巡らせていると
社長は普段は細めている目を見開いて俺を見つめてきた。
「突然で悪いが、実はキミにはデビューしてもらおうと思っているんだ」
「えっ、あっ、はい」
「歌もダンスも申し分ないし、この前のライブでファンも増えてきたからね」
なんだよ、怒られるのかと思ったよ。
めちゃくちゃいい知らせじゃん!
心配して損した
「ちなみに、
キミはソロのアイドルとしてデビューする
1人だととても大変だと思うけど、がんばってね
僕たちも精一杯君を支えていくつもりだから」
「ありがとうございます」
所詮噂って感じだな
社長優しい
「あ、そうだ。キミのイタズラの苦情が8件ほど来てるよ、もう少し控えようね」
「、、はい」
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そぬん - すごい面白い、、、。続きが気になります!これからもお体に気をつけて更新頑張ってください! (2020年5月31日 21時) (レス) id: 19aa650d6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あふ | 作成日時:2019年3月25日 22時