2話 交渉 ページ4
『母さん、学校楽しいよ。それで話が変わるけど父さんと母さんに頼みたい事があるんだ』
「あら、どうしたの？？そんなに真剣な顔をして」
母さんも父さんの隣の椅子に座り、うちの顔を見つめる。
父さんも真剣な顔をしたうちを見て、見ていたテレビを消しこっちを向いてくれた。
「それで、頼みってなんだ？？」
『実は、.............................』
家の前にダンボールがあって、その中に猫がいたことを話すと
「あら......................」
「そんな事が........」
『お願いします！！うちで面倒を見てもいいですか！！！ちゃんとお世話もするし、勉強や部活の両立にも頑張る！！だからお願いs........ﾎﾟﾝｯ........ん？』
椅子に座った状態で頭を下げていたが、ﾎﾟﾝｯと何かを置かれたと思い顔を上げると母さんの手だった。
「Aは小さい頃から我儘を言わないでとても良い子なんだけど私達、心の中ではとても心配していたのよ。」
「そうだ、お前は反抗なんかせずここまで育っていて本当に不安だったんだ。そんなお前が、自分から我儘を言ってくれてとても嬉しいよ。」
『え？...............』
「うんうん、それに最近バイトや試合で余計に無理をしてるんじゃないかって思ってたんだ。」
「それにしても、Aが我儘を言ったのはいつぶりかしら」
「中学の体験入部以来じゃないか？？」
両親が嬉しそうに話している中うちは、少し混乱してた。
確かに、2人からは運動部に入れって言われてたけどうちは、どうしても美術部に入りたくて親に我儘を言ったのは覚えてたけど........
『本当に良いの？？』
2人は良いと思うのだろうけど恐る恐る、親に聞くと.....
「えぇ、勿論いいわよ。ただし、困った時には私達に頼るのよ」
「ちゃんと、面倒見てやれよ」
『！！！！.............うん！！』
『ありがとう！！父さん、母さん！！！』
「それなら、猫ちゃん達が安心出来るように色々と買わないとね！」
母さんが嬉しそうに、着ていたエプロンを脱ぎリビングを出た。
『え！？母さん何処行くの？？』
「何処って決まってるでしょ！ペットショップよ。ペットショップ」
「お前も行くだろう、とりあえず猫たちをお前の部屋に入れてあげなさい。」
『う、うん！！分かった！！』
うちもリビングを出て上がり框に置いていたダンボールを持ち上げ2階に上がり自分の部屋に置いた。
『良かった.......』
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アオ7(プロフ) - リュウビさん» ありがとうございます！！！そう言って頂いて大変嬉しく思います！！これからもよろしくお願いします(^^) (2020年11月25日 20時) (
レス) id: 5a962ee768 (このIDを非表示/違反報告)
リュウビ - こういう作品今回初めて見たんですけどとても面白いです！ハマりました！更新頑張って下さい！ (2020年11月23日 22時) (レス) id: 451ccf307a (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新頑張ってください^ - ^ (2020年10月9日 9時) (レス) id: e826140184 (このIDを非表示/違反報告)
ナミ - 猫のライもカッコ良かったです！早く赤井秀一さんライの人間姿楽しみにしております。これからも小説頑張って下さい。応援しております。 (2020年10月8日 18時) (レス) id: 134760d3d6 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - いえいえ(^◇^;)こちらこそすみませんm(__)m嫌いなキャラが出てるからってこの様なコメントを送ってしまい(ﾟoﾟ;; (2020年10月6日 23時) (レス) id: e826140184 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオ7 | 作成日時：2020年8月29日 8時
