心理の答【第五人格】【男主】

二十話【大切】 ページ21

「ア”ーｯ！！疲れたよ私……。頑張った私……って事で、クラーク君後で何か奢ってね！！」

「ムッ……。まぁ、初めての試合でMVPだし……多めに見るよ。」

「じゃあ俺も頼む〜！な？な！」

「ガウィンは駄目。」

ゲートを潜り、いつの間にか屋敷に戻る感覚は、本当に不思議な感覚だ。

先に出たガウィン、クラーク君が試合の様子を見ていたようで、私はなんとMVPらしい！素晴らしいね

「……ン。お疲れ。」

後からトボトボと来たサベダー君が、私の肩を軽く叩く

「サベダー君もお疲れ。」

気に食わなかったのか、彼は眉を寄せた

「ナワーブでいい。」
「？呼び方かい？」

唐突だったので少し驚く。彼なりに仲良くしようとしているのだろう

「じゃあ、改めてよろしく。ナワーブ！」
「……！おう」

勝負の事なんか忘れるくらい、
私達は互いに親交を深めた─────

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