In combat/開眼 7.H ページ40
『一体なんの音だったのか。ズバリ言ってしまおうね！
というか、見た方が早いから上を見てね！』
「上……？」
裕翔の繰り返した言葉に全員が天井を見上げる。
当然、俺と裕翔2人は瀕死状態だがまだ一匹残っている鵺に警戒したまま。
『上に黒い箱があるだろう？さっきぶら下げた箱だよ！みーんな、覚えているかなぁ？』
「もちろん覚えてるけど、それがなんだっていうの。」
『おーっと、焦っちゃダメさ知念侑李くん。
急かさなくても、今、お見せするよっ』
それでは、どうぞっ♪
と腹立たしい笑みを浮かべて黒い箱へ目線を催促する。
従ったままというのに良い気はしないがそれに従うしかなく、渋々というようにみんな黒い箱の様子を見つめた。
途端に裕翔が眉を寄せる。
「ガス…？」
「ガス？どういうことだ裕翔。」
「なんか……あの黒い箱の中からガスみたいなのが放出されてる音がする。」
「なんでガスが……何が起こってんだ。」
「……待って、」
ぐっと息を止めた裕翔の体が動かなくなる。
どうしたのかと裕翔の顔を伺うと目を見開いたまま、戸惑いを隠せていない声が言葉を紡いだ。
「ヤマ…？」
「は？」
「っ…ヤマ……ヤマだ！
あの箱の中にヤマが居る！」
確信を持った震えた声で告げた裕翔の言葉。
信じられないというようにみんなが息を詰めた。
それを笑ったまま、ぶち壊す男が声を上げる。
『だーいせーかーいっ！！！君は本当にセンスあるよ中島裕翔くん！喜んでっ！正解だよっ！あの中には山田涼介くんが居るんだー♪そして、さっきの音はすこぉーし危ない特殊ガス！』
「お前…ふざけんなよ！」
『おーっと！どうして怒るのかな有岡大貴くん！事実なんだから仕方ないだろう〜？本当だよ全て！
それとも、中島裕翔くんが嘘をついてるとでも思ってるのかい？頭がイカれたとでも？』
「それは、そういう訳じゃ」
『ならいいじゃないか！ほーら！今証拠を見せてあげるよ！ただし。
あの箱を開けた瞬間、ここは本当の地獄へと変わる。
最悪、ひとつの命が消えてしまうかもしれないね。』
「みんな！箱の壁が落ちる！右へ逃げて！」
男の最後の言葉よりも反応したのは裕翔の指示。
そのままに動いた直後、箱がギリギリと嫌な音を立てながらガシャンとストッパーが外れた音を立てた。
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あやりょ 。(プロフ) - ゆい花さん» 本当に長い期間更新を空けてしまってすいません(T_T)優しいお言葉本当に嬉しいです！ありがとうございます！ゆっくりですが、今後もよろしくお願いします<(_ _)> (2019年2月27日 20時) (
レス) id: 3f72280c96 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい花(プロフ) - 久しぶりの更新で嬉しいです！これからもあやりよ。さんのペースで頑張ってください。応援しています(o^^o) (2019年2月26日 20時) (レス) id: c6ccc5474f (このIDを非表示/違反報告)
きき - はい(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))頑張ってください応援してます(^O^) (2017年10月24日 10時) (レス) id: b5dd81d92a (このIDを非表示/違反報告)
あやりょ 。(プロフ) - ききさん» ききさん、コメントありがとうございます！随分とお待たせしてすいませんm(_ _)m更新、頑張りますね！！ (2017年10月23日 2時) (レス) id: b331d663ec (このIDを非表示/違反報告)
きき - 更新されるのをずっと待ってます(*^▽^*)お願いしますm(_ _)m (2017年10月22日 12時) (レス) id: b5dd81d92a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやりょ ｡
| 作者ホームページ：http://antyan
作成日時：2017年9月1日 16時
