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「・・・あの時、妹って名乗った子が後から来たけどその子じゃなくて君が本当の妹だったんだ！肉質の感じからして血縁ぽくないなって思ってたけど、やっぱり妹じゃなかったんだね」
『栗花落カナヲ。あなたの頸を切ったあの子も私たちの妹ですよ。』
ちらりと私の後ろで固まっている部員たちに目を向け、声をかける
『・・・皆さん、しばらく倉庫の中へ。』
外にほかの鬼がいないとは限らない
ならば私の目の届く範囲に、守れる範囲にいてもらった方が何倍も安全だ
声をかけても動かない部員たちに声を張り上げる
『早く倉庫の中へ！！・・・死にたくなければ、言うとおりにしてください。私がこの鬼の頸を切るまで絶対に出てこないで。必ず、守りますから』
・・・命に、代えても。
全員が倉庫の中に入ったのを確認し、角材をはさんで中から開けられないようにする
刀を握って鬼に向き直った
「さっきの子達、その中に入れちゃったんだ」
すぐ食べてあげれば良かったなあ、男はあまり好んで食べないけど稀血の子もいたし・・・と残念そうな表情を浮かべ、扇をひらく
『稀血が・・・？』
「あの灰色の髪の子と背の高い黒髪の子、そうでしょ？」
まさか、二人も稀血がいたなんて
だからあの時菅原さんの前に鬼が現れたんだ
「・・・にしても、本当に似てるなあ。双子の鬼狩りって初めて見たかも」
まじまじとこちらを見つめる鬼はまだ攻撃してくる気配がない
『あなた、私を見た時にやっと来てくれたと言いましたね。なぜ私を・・・？』
「君を、というか俺が探してたのはしのぶちゃんなんだけど・・・」
「あの時、カナヲちゃん？だっけ。その子が来たから、本当は食べてあげるつもりだったけどすぐ吸収するしかなくてね。だから今回はちゃんと食べてあげたいなって思って」
柱の女の子に会えたのに食べ損ねたのは二回目だよ、と残念そうに眉を下げたその瞬間
ぷちん、と何かが切れた
蟲の呼吸 蜂牙の舞い �狄嵩咾���
前方に飛び距離を詰め、鬼の眉間に刀を突き刺した
「おっと」
「もしかして君も同じ呼吸使うの？」
『だったらなんです』
「またあの毒受けられるなんて嬉しいなあって」
『・・・頭大丈夫ですか？』
「ひどいなあ。せっかくなんだからもっと楽しもうよ」
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翼 - 感動して泣いちゃいました (2022年2月11日 11時) (
レス) @page45 id: 9c262f26ff (このIDを非表示/違反報告)
すいかグミ - うまいです。おうえんしています! (2020年11月18日 21時) (レス) id: c90e4aee72 (このIDを非表示/違反報告)
りあ(プロフ) - 鮭の神様(元 レオ)さん» 胡蝶さん推し・・・！ファンの方に納得していただける内容でしたでしょうか？ハイキューは完結してしまいましたが素晴らしい作品なのでぜひ！ありがとうございました！ (2020年11月6日 16時) (レス) id: c3c6f01606 (このIDを非表示/違反報告)
りあ(プロフ) - ステラさん» ハイキューをあまり良く知らない方にも読んで頂けてるなんて感激です(;_;)ありがとうございます！ (2020年11月6日 16時) (レス) id: c3c6f01606 (このIDを非表示/違反報告)
りあ(プロフ) - Honomi1204さん» ありがとうございます！大好きだなんて言っていただけて本当に嬉しい限りです(;_;)最後までお読みいただきありがとうございました！ (2020年11月6日 16時) (レス) id: c3c6f01606 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りあ | 作成日時：2020年8月7日 17時
