蝶の片割れ【ハイキュー】【鬼滅の刃】

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宮城・東京の二箇所で下弦の鬼が出た



宮城の鬼は炭治郎たちが、東京の鬼は時透が斬ったがまた出現するだろう



お館様によれば近いうちに上弦が出現することも大いにあり得るという



現在部活動の合宿中だと聞いたが、一応頭に入れておけ



くれぐれも気を抜くな



冨岡


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なぜ十二鬼月が・・・






いや、まず前世で無惨を倒したにも関わらず鬼が出現していること自体ありえない






鬼の始祖である無惨を倒したら鬼はすべていなくなるのではなかったのか






『・・・鬼の本当の始祖は、無惨ではなかった？』






もしくは、鬼の始祖を倒せば鬼は全て消えるというその考えが間違っていたか





浮かび上がった仮説に思わず冷や汗が伝う





なら、私たちは前世でなんのために数多くの犠牲を払ってまで無惨に戦いを挑んだのか






思考を巡らせていると「いた、胡蝶さん」と声をかけられ、慌てて手紙をポケットにしまう






『あ、先ほどの・・・』






「ああ、ごめん、名前言ってなかったね。俺は赤葦京治。二年生ね。
それで、木兎さんが胡蝶さんどこだーって探しててさ、」





そうだ、体育館に向かう途中だったと本来の目的を思い出す






「いや、やっぱりやめとこうか。・・・顔色悪いよ。体調悪い？」






心配そうに私を見つめる赤葦さん






『いえ、大丈夫です』






そう伝えると無理そうならいつでも戻っていいからと念を押され、自主練をしている体育館まで連れて来てくれた







「お！！！来たな、チョウチョ！」






『胡蝶です。遅くなりすみません。』






「え、胡蝶さん!なんで!」






私を見た日向くんが驚いている






『木兎さんに呼ばれまして・・・』






「今から試合すっから、とりあえず見ててくれる？」






音駒の主将にそう言われおとなしく端に寄って始まった３対３を見る






やっぱり、この人たちのバレーボールは見てて飽きない






見てる人の目を引くようなプレーだ






音を立てて木兎さんのスパイクが決まり、あっという間に３対３が終わる






転がったボールを拾って音駒の主将に渡すと突然手を掴まれた






『なんでしょうか？』

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