5,行ってみた ページ7
放課後、確かに教室の前には佐倉さんが待っていた
「あ、どうも」
一応待ってくれたわけだしお礼をする
「頭上げて!待ってただけだから!」
佐倉さんはそう言って私を美術部へ引っ張った
_____
美術部、着いた時に感じたのは…
「ネタになるなこれ…」
「ね、ネタ!?」
ネタについてだった。
いかんいかん、最近ネタの事ばっかだ
「それでね、吉野さん!部活入ってないでしょ?だから今頃なんだけど勧誘。どうかな?吉野さん暇なときいつも絵描いてるよね!」
「まぁ…」
絵描くの好きだし。
「私先輩にも誘うように言われちゃって…先輩今集中してるからお話できないけど!
絵が好きなら美術部で思う存分描いてみない!?」
「あーでも多分描いてるジャンルが違うと思うんだよね」
そう言うと佐倉さんはジャンル?と聞いてきた
多分何のことか分かってないんだと思う。
「だから…えっと、美術部はデッサンとかだけど、私…漫画系だから」
「ま、漫画系…!?少女漫画とか?」
「まぁ…」
少女漫画はこれからの予定だけど
私の絵柄は少女漫画よりの少年雑誌にありそうな絵柄らしい
ややこしいよ
「そっかぁ…デッサンとかは無理なの…あ、じゃあ漫画とか描いてたりして!」
佐倉さんは野崎くんと一緒だったりねーとかって言ってる、野崎くん誰や
でもまぁ、信じてくれないだろうけど言ってみよう
「私一応今のところロマンスRっていう雑誌で"見つけた〜背後からの影〜っていうの連載してます。ちなみにペンネームは二階堂咲です」
「・・・えええええええ!?」
すごい大きな声で驚いた佐倉さんに集中していた先輩からの"うるさいよ佐倉"に自分が相当大きな声を出したことに気付いた佐倉さんは
私を美術部室から引っ張り出した
「え、え、今のホント?」
廊下に出て言われた最初の一言だ
「一応…あ、もしかして作品知ってたりとか」
「もちろんだよ!!ロマンスRの一番のオシ作品じゃん!!わぁぁ…凄い!野崎くんといい吉野さんといいすごい!」
信じてくれたのか…
いや、どうなんだろう
「もしかして信じてくれたの?」
「当然だよ!」
これは野崎くんに報告だな、と佐倉さんは呟いた
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愛里華(プロフ) - 律夜*-Rituya-さん» ありがとうございます!テストも終わったのでたくさん更新するつもりです!下書きをしてから書いたりするので結構頻度が低いですけど…コメントありがとうございます♪ (2015年11月28日 12時) (レス) id: b9d53e8dc2 (このIDを非表示/違反報告)
律夜*-Rituya-(プロフ) - 更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2015年11月28日 9時) (レス) id: bf5922610b (このIDを非表示/違反報告)
命愛@元。萌です(プロフ) - 愛里華さん» ありがとうございますプギャプギャ━━━m9(^Д^≡^Д^)9m━━━━!!!!!! (2015年9月14日 5時) (レス) id: 1e0e06155c (このIDを非表示/違反報告)
愛里華(プロフ) - 命愛@元。萌ですさん» おおおお!ありがとうございます!凄く可愛いです!それでは、9月27日に本作で貼らせていたただきますね! (2015年9月13日 20時) (レス) id: cbf77249ca (このIDを非表示/違反報告)
命愛@元。萌です(プロフ) - http://uranai.nosv.org/img/user/data/7/8/a/78a24410d2b12b4e56e029ccd619ba42.jpg 少し早いですが…………描いちゃいました!! (2015年9月13日 19時) (レス) id: 1e0e06155c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:愛里華 | 作成日時:2015年7月30日 20時