隣の彼女は不思議な漫画家【月刊少女野崎くん】

20･仕事 ページ23

前回のあらすじ

母が家にいた


＿＿＿＿＿＿

「お母さん！？なんでおるん！？実家に居るんやなかとね！どげんしよっとさ！」

「どげんもそげんもなかと、親が娘の家に来ちゃダメってのかなかとやろ」

「そやけど…」

連絡もなしに家に来られるとまずい、非常にまずい

「あ、お友達も来よったとね？そげんことなら言っとってよー」

あんたも連絡してよ


「Aちゃんってここの生まれじゃないんだね〜」

千代がふと、そう言った

確かに、私はここの生まれじゃない

「うん、漫画家になったと同時に長崎から此処に来たの、…はぁ、お騒がせしました、とりあえず中に入って」

私が家に入るように施すと３人はリビングまで来た

「へー、野崎の家と変わんねーな！」

御子柴くんがそう言った

そりゃあ同じマンションだし！！
3人がリビングに座ると母がお茶を出した。


「えっと…ここが私の家で、仕事場もここ、かな。最近は野崎の家で仕事もしちゃってるけど」

そう言うと母が反応したのか誰が同じ漫画家か聞いてきた

「夢野咲子さんの野崎くんがこちら」

私の母は漫画が大好きだ

多分、知ってる、夢野咲子を

「ゆ、ゆゆ、夢野咲子！？貴方が！？
う、うううう嘘でしょ！？は、あ、わ、ファンです！！！ひやぁぁあ」


落ち着けよ

千代と御子柴くんと野崎が白い目でこちらを見ていた。

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