隣の彼女は不思議な漫画家【月刊少女野崎くん】

9,仕事場 ページ11

「とりあえず俺はこの部屋で仕事をしている」

野崎さんに案内されてリビングらしい部屋に来た

「吉野さんの部屋もこんな感じなの？」

「えっと…」

佐倉さんに聞かれたけど。

答えづらい、凄く汚い部屋だなんて言えない。

「う、うーんと、いや、うん…そうだね」

「今度は吉野さんの部屋に行ってみたいな！」


んーー…隣だね！
今日でも行けるよ！


なんて、そんな1人で心の会話を楽しんだ後
早速恋しよっの原稿を渡された

「あれ、野崎さん…ロマンスってもうすぐ発売だよね？こんなギリギリに原稿描いてていいの？」


「あぁ、ロマンスは〆切とかは軽いからな。」


なるほど、それでも私は先に出しそう。
ロマンスでの担当は誰になるのだろうか…

「それじゃあ佐倉、ここのベタを頼む」

「分かった！」

･･･
沈黙

２人は黙々と仕事をしているが私は何もすることが無い。

野崎さんの部屋の漫画を読んでみる。

「あ、ロマンスRだ…」

ふと自分の漫画を読んでみるとそこに付箋でメモがしてあり、事細かく書いてあった

「え、野崎さん、これって」


「あぁ、それか…実は前からその漫画に興味があってな。色々とメモしていたんだ」


嬉しさのあまりちょっと暴れた。

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