Belladonna (ページ3)

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past2 ページ3

『どーしよ…』

テ「出勤10時だし今から出れば十分間に合うよ」

『ここって駅近いんですか？』

テ「え？」

『え？』

テ「え？」

『え？』←二度目のやりとり

テ「いや…普通今の言葉って車で送ってってあげるって意味にとらない？笑」

『…とりません』←

その後、主任のマンションを出て歩き出したとき、

マンションの駐車場から車に乗った主任が現れた

テ「仮にも上司が送ってあげるって言ってんだから、甘えとけばいいのにー」

『…ありがとうございます。でも、』

テ「嫌ならいいんだけどっ！

じゃ、頑張ってねーん」

そう言って颯爽と去って行った。

『あんのヤロウ…絶対間に合ってやる…』

一応体育会系だった私。

駅まで走って10分で着いた。次の電車に乗ればギリギリ間に合う…

駅から全力で走れば。

『はぁ、はぁ、ぅおぅぇえっ……お、おはよう…ございます…』

珍しいものでも見るような皆さんの顔

課長「どうしたお前笑

ま、遅刻はセーフだけど気をつけろよー？」

『間に合った……はぁ、はぁ、』

テ「ふふっ……っ…笑」

必死に笑いをこらえていらっしゃる主任ヤロウ←

とにかく苦手ってゆうか嫌いだよ、ほんとにこの人は。

テ「Aちゃんって運動できんだね笑」

ここはあまり使われていない資料室。

『……』

テ「ねぇ、聞いてる？」

『……はい』

テ「もーどっちが上司かわかんないじゃん」

『……』

この空間によりによってあなたと2人ってゆうのが居心地悪すぎて嫌なんですよ！！！

テ「Aちゃんって気持ち顔に出るタイプだね。笑」

『……』

テ「ほら、今イラついたでしょ、鼻の穴広がってるよ？息荒くなってるし笑

わっかりやす笑」

『はぁ……もういいですから黙って仕事しましょうよ』

テ「なんなの？」

『…はい？』

テ「俺なんかしたっけ、」

『いや…』

テ「むしろ助けたよね。俺

意味わかんないんだけど。」

『……』

テ「そーやって都合悪いとすぐ黙る、

そーゆうやつ、マジでムカつく。」

『え……』

今までチャラチャラしてるだけの人だと思ってたのに…

テ「ま、他の女みたいに変に勘違いされるよりマシか。」

どんどん主任のイメージが崩れていく

『ちょ……』

テ「じゃ、頑張ってAちゃん^ ^」

私の肩に手を置いて、資料室を出て行った主任

『何だったの…』