過去 ページ37
バス停から降りて再び走る
久しぶりに向かう、グクの家
ちゃんといるよね？
グクの家の扉を前にして
今更になって緊張してきた
なんて言えば…いいんだろう
確かにミナちゃんの言う通り今更。
グクにとっても忘れたい、"過去"なのかもしれない
そう思うとどうしても、インターホンを押せなかった
どうしよう…このまま帰る…？
誤解だったのは確かだけど…あれ以上何も言ってこなかったグクは
もう、諦めたって…ことだよね
だとしたら今さらそれを掘り返して何になるんだろう
グクにとってはめんどくさいだけかもしれない
あぁぁああぁあ
頭を抱えていると
ガチャッ____
ジ「えっ…」
A「えっ…」
そこにはスウェット姿に財布だけ持ったグク
おそらくコンビニでも行こうとしてたんだろう
ジ「え、え、しか出てこないんだけど…
なんでいんの？」
A「えっと……それは……」
言葉が出てこない
本当に確認してしまったら
あれはもう忘れたよって言われるのが怖い
でも
当たって砕けろ……って言うしね
A「な、なんか…買いに行くの？」
ジ「は？」
キョトンとした顔のグク
A「じゃなくて……
何で…言ってくれなかったの…ソジュンと、ミナちゃんのこと」
ついに言ってしまった
ジ「……どこで聞いたんだよ、そんなこと」
A「今そこが重要じゃ、ないじゃん」
ジ「お前が……そんな顔すると思ったから…」
A「え…？…」
ジ「泣くなよ」
A「泣いてなんか…ない…
どーゆうことなの？」
ジ「お前あんとき…俺がソジュンを殴ったとき
お前は俺が何で殴ったかじゃなくて
何でソジュンが殴られるかを先に気にしただろ。」
A「それは急にグクが…」
ジ「お前はソジュンの隣の方が良いのかなって。
実際今だってそうじゃん笑
今も…」
A「違う……違うよ…
私は今も……グクのことしか…好きじゃないよ…
確かにグクを悪く思ったときだってあったよ…
でも…無理なんだよ
グクを考えないことが
ただ…もう遅いってことは十分わかってる
だから都合のいいことは言わない
伝えないとどうにかなりそうだったから…笑
コンビニへ…どうぞ…」
ジ「ほんと、もう遅い。」
覚悟していた言葉が突きつけられた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 368人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
テテココ(プロフ) - このお話が本当に、大好きでした。更新されるのが本当に楽しみで、終わってしまって寂しいです。もしよかったら続編とか読みたいです。次の作品も楽しみにしてます。 (2015年10月13日 12時) (
レス) id: a156726ebc (このIDを非表示/違反報告)
ゆかこ - 終わってしまって寂しいです。すごく好きなお話でした。グクがイケメンすぎて辛かったです！！本当に！！ミナの性格悪すぎて、ソジュンお前もか！とかツッコミ入れてました。文章も読みやすくて引き込まれました！ (2015年10月13日 1時) (レス) id: 70a3de10cb (このIDを非表示/違反報告)
ジナ - 最高です！前から思ってたのですが、小説書くの上手すぎじゃないですかね！？本当にソジュンさんには驚かされました(笑)これからもファンです！ (2015年10月12日 21時) (レス) id: 70607e16df (このIDを非表示/違反報告)
まりもん(プロフ) - 面白かったです！！もしよかったら続編とか読みたいです……笑 (2015年10月12日 20時) (レス) id: 41572fcb90 (このIDを非表示/違反報告)
テテさらん(プロフ) - みえこさん» ありがとうございます！毎日ではないですが更新頑張っていきます^ ^ (2015年10月10日 18時) (レス) id: 64ae26cac4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：テテさらん | 作成日時：2015年9月5日 10時
