探したよ､兄ちゃん(2)

85話 ページ40

-in公園 Aside-

若狭「ふーん…??」


あっ待って煽りすぎた獣がここにいるんだけど


てか私キスなんてした事ないよ!?


あれただの煽り文句なんだけど!?


若狭「獣に目ぇつけられちまったな??」


あっなんかゲスい顔してる好きっ(場違い)


若狭「んっ」


『？？？』


『あのワカ…??おでこにチューした??』


若狭「これ以上煽るなよA」


『えっあっはい』


…びっくりしたあああ…


いや不意打ちやめてよ!!(ゆーて不意打ちじゃない)


『心臓に悪い…ﾎﾞｿｯ』


若狭「なんか言ったか??」


『いえ何も特にはありませんぬ』


そうしてるうちにワカの家に着いてしまったよ…!!


若狭「ん、飯」


いやいつも思うけどワカ料理上手くね??


『ねぇワカってなんでそんなに料理できるの??』


若狭「いつも米と味噌汁しか作らねぇし副菜は基本惣菜なんだけど…」


訂正する


三ツ谷並にハイスペックだと思ってたが違った


普通だった。


『それでもワカの(飯が)好きだわ』


若狭「何オレのこと好きなの??結婚を前提に付き合うか」


『おーん…お…??え？もう1回』


若狭「だから結婚を前提に付き合うかって言ったんだ」


『…へ？』


自分の顔が熱くなってることくらいわかる。


何こいつまじで言ってんの??


えぇ…


若狭「顔赤いし良いってことだな」


若狭「じゃあこれからもよろしくな将来の"奥さん"」


『はい…』


うん奥さんって言ってきたよこのたらしが


あああああはっず


まじでここ外じゃなくて良かったよ!!


ピコンっ


ベンケイからメール来てるやん


✉️A宛

結婚おめでとう

ベンケイ


まだ結婚してない!!!!!


『あのワカさん…??』


若狭「そろそろ若狭って呼べよ」


『若狭…ベンケイになんてメール送ったの??』


若狭「真にしかメール送ってないけど??」


『その内容は…??』


若狭「Aが将来の奥さんになってくれることになった」


『うん広まるの早いね』


だって今ものすごい数のメール来てる


一虎のメールとかめっちゃ怖いもん


✉️A宛

オレずっと将来の奥さんAにするって決めてたのに取られちゃった｡悔しいけどおめでとう｡若狭さんじゃなかったら絶対にAのこと奪ってた｡幸せになれよ
一虎




うん怖いね


あーなんかココからのメールも怖いんだが…

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