探したよ､兄ちゃん(2)

77話 ページ32

-関東事変 Aside-


武道「マイキー君!!」


千冬「バケモンか!?黒川イザナ!!!」


イザナ「どーしたマイキーー!!?テメーの本気はこんなモンか!?」


『兄ちゃんやりすぎ』


兄弟喧嘩ってこんなに激しいもんだっけ??


半間「すっげ!!イザナはここまで強ぇーのかよ!!」


あのデカのっぽのヤングコーンつけてるやつうるせぇ…


嗚呼やりすぎだって言ってんのになんであんなにリミッターがないかなあ…(人のこと言えない)


イザナ「オイ!!マイキー!!!マジかよ!?これがオマエの実力か!?」


『煽っちゃダメ兄ちゃん』


万次郎「他人に興味がねー…か」


万次郎「オマエの為に戦った仲間もか？」


イザナ「オレの為に戦った!?ハハちげーよオレが怖ぇーから戦ったんだ」


イザナ「それにAの指揮さえあれば天竺(オレら)は最強のチームなんだよ」


イザナ「東卍のガキのママゴトと一緒にするな!」


イザナ「天竺にあるのは恐怖と利害のみ!!」


『｢信頼や友情なんて実のない幻想だ｣』


『やっぱり言った』


場地「!!?」


『隣にいたんだね場地と虎君』


一虎「オレの存在までわかったなんて何者だよ」


『いやお前場地の隣に堂々といたじゃん』


場地「なんでAはあのイザナの言うことがわかったんだ？」


『兄妹だから』


一虎「そーいえば俺らが盗みに行ったあとイザナに似てるやつとなんかもう1人目が死んでるやつがいたな」


『それ兄ちゃん…イザナとワカだね』


「｢ワカ??｣」


『知らない??知らないならあとで真一郎にでも聞きな』


『それよりそろそろ決着つきそうだよ』


鶴蝶「イザナぁあ」


『ほら言った』


イザナ「なんだよ…やりゃーできんじゃねぇかよマイキー!!」


イザナ「上等上等 楽しくなってきた」


『完全に目がイってる』


イザナ「なぁ!?」


万次郎「なんでそんなんになっちまった!?」


イザナ「あがっ」


万次郎「なんで兄弟を愛せない!?」


万次郎「オマエさえ心を開けば」


イザナ「うるせぇ…」


万次郎「Aみたいにオレらは快く受け入れた」


嗚呼兄ちゃんもう暴れないで


万次郎「なんでだよイザナ!!!」


イザナ「うるせぇええ!!」


『手遅れ…死ぬなよ兄ちゃん』


イザナ「うおおおおおお!!」


あっ兄ちゃん殴られた


イザナ「なんで…そっちにいるんだよ？母さん」


母さん…助けに来てくれたの…??


万次郎「オマエの負けだイザナ」

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