・ ページ6
ドア越しに、
帰るよ、 って声が聞こえた。
母さんか……
俺、1人だ…
いつもは、
みんながいたのにな…
亜嵐くんが、
音楽作ってくれたのを聞かせてくれたり、
隼が、
しょーもない話をしに部屋に遊びに来たり、
涼太くんが、
俺の悩みを真剣に聞いて解決してくれたり、
龍友くんが、
綺麗な歌声を家中に響かせてくれたり、
裕太くんが、
動画を見せてくれて一緒に振り付け考えたり、
メンさんが、
面白いギャグを見せて笑わせてくれたり、
毎日が充実してたのに…
…
もう、
何をどうしていいのか分からない…
少しだけ落ち着いたから、
勇気を振り絞って 6 人の遺影の前に行った。
…
…ねぇ……
なんでだよ…。
どうして俺だけ残すんだよ、、
それから俺は、
仕事にも行けなくなった。
俺だけ生きてく意味、ある?
ないなら働かなくていいじゃん。
俺だけじゃGENEじゃないし。
みんなは、
どうして俺だけを置いてっちゃったの…?
それから、毎年、命日とお盆は、
メンバーみんなの家族が
家にゾロゾロやってくるようになった。
…
玲m「ねぇ玲於……」
玲m「…もうそろそろ、
受け入れたら?」
玲「……」
玲m「いつまで経っても傷が
消えないのは分かってるの。
けど、いい加減ちゃんとしないと……」
玲「傷が……消えない…」
玲m「それはちゃんと理解してるから、」
玲「分かってんなら…
…言うな。」
全mp「……」
玲「…俺の傷の深さは、
誰にもわかんない、
誰も、、、分かってくれないっグスッ
てかもう、分かんなくていいよ。
どうせ俺なんて、
みんないないのに、
1人だけ生きてたって意味ない、」
また涙が出てきた。
これは、いつまで続くのだろう…
201人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちひろ(プロフ) - 更新も早くて、この物語自体大好きでした。次じゃなくても全然大丈夫なので、玲於くんのお話がまた読みたいです!! (2019年10月29日 0時) (レス) id: 53b4cdbbe8 (このIDを非表示/違反報告)
あさ(プロフ) - 毎日とても楽しみにしてました。次は涼太くんがいいです。 (2019年10月28日 23時) (レス) id: de824e752c (このIDを非表示/違反報告)
とら - めちゃめちゃ切ないです…こういうお話好きなのでとても楽しみにしてます!頑張ってくださいねっ! (2019年10月19日 21時) (レス) id: a756f2870a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あゆ | 作成日時:2019年10月6日 14時