幼馴染み→ライバルとか意味の分からない関係になった件 3【三鷹アサヒ】

89:　驚きビックリ ページ4

「＿＿＿＿ア¨ァ¨ア¨ッッ！！」


「ギョエエエエエエエエエエ！？」




目を覚ますとそこには…懐かしい顔があった。




「A！？エ、えぇっ！？なんでこんな所で寝てたんデスか！？」




クロエは驚いた顔でそういった。

辺りを見渡してみると…ここは寮の裏か。
どうやらあのロリッ子が言ってた事は間違いではないらしい。
私は葉っぱのクッションに包まれていた。




「驚き桃の木二十世紀です！ビックリビックリー！！」




私の事お構い無しに一人はしゃぐクロエが、急にピタリと止まり私の手を握った。




「……優勝おめでとうございマス！！A！」


「……………はい？“優勝おめでとう”？」




クロエの言葉に、私はオウム返しで言葉を返す。

クロエが握る手に更に力を込め、顔をズイっと近付けてきた。




「んもー、優勝した事忘れたりこんな所で寝てるなんて本当に不思議ちゃんだナー…あ、もしかして照れてる？」


「……優勝したの、私が？」


「……はい。貴方が優勝ですよ？」




私とクロエが静まり返るなか、体は正直なのかクロエのお腹からキュルルルル…と切ない音が聞こえてきた。




「そうですネ、お腹が空きましたしまずお昼ご飯を食べまショウ。きっと状況整理が追い付いてないんですね。ゆっくりご飯を食べながら思い出しましょう。」




……優勝？
本当にさっきから何の事を言っているのだろうか。
体が異常に疲れてるし…。
私もな〜んか忘れてる気がするけど思い出せないな。

そんな私の顔を見て、クロエは言った。





「…で、食堂ってどこでしたっけ？」





…………この人使えない。








＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿







表紙の全体画です。初期コーデ万歳！
闇オーラ全開！！

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